高速回転する方舟の片隅で。

勢いしかない駄弁り映画ブログ。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』観てきましたよ、というお話。

 

 

観てきました。

 

前作同様、本記事はまた改めて書きますが

とにかく言えることは「ヤバい」の一言。

 

プロデューサーによるネタバレ禁止令が敷かれていることもありますが

それ以上に脳が処理落ちしすぎていて何も言えません。

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「#DontSpoilTheEndgame」

 

この感覚は「達成感」「喪失感」「感動」「興奮」のどれなのか、またどれでもないのか。

それはわかりません。

ただ10年以上にわたってシリーズを追ってきたファンの方々はもちろん、新規さんもなんとか前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』だけは観てから劇場へ駆け込んでほしいところ。

 

間違いなく映画史上最大最高の傑作。

俺から言えることはただひとつ。

ネタバレ食らう前に死んでも劇場で観ろ!!

 

沈黙のTwitter

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近況報告。個人的必見作まとめ。(2019年3月&4月)

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皆様、お久しぶりです。

ブログの更新が四半年止まってました。

理由はさっぱりわかりません。

ここのところ仕事に忙殺される日々が続いているのと、年末にPS4を買ったことがなんらかの影響を及ぼしている可能性は否めませんね。

 

映画もブログも放置気味な中、遊びにきてくださってる方々には感謝と謝罪の念でいっぱいです。

とはいえここは俺のブログなのでこれからも好きにやらせていただく所存です。

有限不実行な決意。

 

今回は昨今の相変わらずな映画バブルについてリハビリ感満載で書いていきます。

久々の更新ということで文章の書き方を忘れてる雰囲気は一切無視してください。

 

さて、数ヶ月立ち止まっているとあっという間に置いていかれるのが映画界。

ここ3ヶ月の間にも傑作が続々と世に出てきました。

 

筆頭はアメコミ二大巨頭から。


そしてアカデミー賞受賞作。

 

さらに言えばここ数日の間だけでも興奮を禁じ得ないニュースが続々と。

 

MCU最新作にしてオリジンを描く

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キャプテン・マーベル公開。

 

MCU、そして「インフィニティ・サーガ」の終結作でもあるアベンジャーズ・エンドゲーム』の予告公開。

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「アベンジャーズ/エンドゲーム」最新予告 - YouTube

 

『Guardians of the Galaxy vol.3』に「ジェームズ・ガン」監督、復帰のニュース。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ジェームズ・ガン監督が復帰 ─ 降板後初のコメントに「おかえり」と祝福の声 | THE RIVER

 

最高の流れで手渡されるDCEU最高傑作(予定)

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『シャザム!』

ふざける気満々な新予告。

90秒でわかる映画『シャザム!』特別映像【HD】2019年4月19日(金)公開 - YouTube

 

ロック様×ステイサム=10000000点満点な傑作

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『Hobbs & Shaw』予告公開。

『ワイルド・スピード/HOBBS & SHAW(原題)』海外版予告編 - YouTube

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はい。オールタイムベスト。

 

そして映画界を揺るがすビッグニュース

「ディズニーと20世紀FOX、統合」完了。

ディズニー、21世紀フォックスの事業買収を完了 ─ 日本時間午後2時ごろに発効 | THE RIVER

 

アジア圏でも

"日本のアベンジャーズ"『HiGH&LOW』シリーズ×

"不良漫画の金字塔"『WORST』禁断クロスオーバー

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『HiGH&LOW THE WORST』予告公開。

映画『HiGH&LOW THE WORST』10月4日(金)全国公開(特報) - YouTube

 

『葉問』シリーズの枠を超越したスピンオフ。

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『イップ・マン外伝 マスターZ』公開。

 

そしていよいよ本筋の完結作。

ジャッキーとの対決も噂される

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『葉問4』予告

葉問 4/ Ip Man 4 (2019) Teaser - YouTube

 

他にも

相変わらず脳が処理落ち確定な

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バンブルビー

 

ホラーあるある「数十年ぶりの正統続編」

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『ハロウィン』

 

…などの話題作がここひと月の間に連続公開。

恐らく来月末には多幸感と充足感で死んでいることでしょう。

しかし「年末年始」というモンスターを倒し、今や転職も視野に入れている俺からすれば相手にとって不足はなし。

今年こそは更新頻度が上がります。おそらく!

 

思いつきでもありますが、今後も今回のような必見作まとめ記事をあげていくかもしれません。

 

ちなみに下書き記事には

シュガー・ラッシュ:オンライン』

クリード 炎の宿敵』

イコライザー2』

デス・ウィッシュ

マイル22

『劇場版シティ・ハンター』

『ハンター・キラー』

 

こちらも順次アップ予定…って

し、死ぬんじゃないか?俺は!?

 

 

とにかく今一番観たいのはもちろんキャプテン・マーベル…ではなくて

予告から溢れるドニイズムに圧倒された

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『アリータ: バトル・エンジェル』

古代の喧嘩屋vs近代の殺し屋!

…見逃せないなぁ!!

 

追記。

はてブロがgif対応したようなのでやってみました。

あと今さらTwitterも連携しました。

だからどうした!!

 

めっきり頻度が減ったTwitter

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ほぼ冬眠状態のラジオ↓

映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

【お知らせ】映画ラジオ、始めました。

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ご無沙汰しております。

ここのところ更新が滞り気味で申し訳ありません。

 

それでも遊びに来てくださってる方々には感謝しかありません。

本当に心から、ありがとうございます。

 

更新が遅延気味なのは完全に俺の怠慢ですが

まぁそれは俺のブログなので好きにやらせてもらうとして!

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それでも一応初稿が完成している記事がいくつか。

銀魂2 掟は破るためにこそある

ミッション:インポッシブル フォールアウト』

イコライザー2』

デス・ウィッシュ

スカイライン -奪還-』

近々校了次第、アップ予定です。

 

 

それと並行して「RadioTalk」様にて映画ラジオを始めました。

映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

ブログと変わらずぐだぐだ語っとるだけですが

是非ともお聴きくだされば幸いです。

 

「何の足しにもならない」がモットーの当ブログ&ラジオを今後とも宜しくお願い致します。

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同じく足しにならないTwitter

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『Avengers: Endgame(原題)』予告公開!

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シリーズ諸々のネタバレありです。

これから追いかけようとされる方はご注意を。

 

12/7(金).深夜。

SNSは真っ二つとなっていた。

ひとつはいよいよ発売されたSwitch用ゲーム大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALについて。

f:id:berserkun:20181219160729j:imageシリーズ全キャラ、参戦。やるぞ!

 

そしてもうひとつはアベンジャーズ4」こと『Avengers: Endgame』の予告がサプライズで公開されたことについて。

Marvel Studios' Avengers - Official Trailer - YouTube

 

思えばどちらも歴史あるオールスターバトル。

作品の垣根を超え、参戦人数は過去最高クラス。

乱暴に言ってしまえば遠い親戚のような両者。

それを受けてネットの海はさながら総合を超えた異種格闘技戦の様相を呈していた。

数年に数回、どころか前代未聞の祭りの幕が上がったことは明白だ。

スマブラのことも語りたいが、ここは映画ブログ(一応)

ひとまず今回はアメリカ主催の喧嘩祭りについて語りたいと思う。

 

【宇宙】

前作直後。

最大。最高。最強。最悪。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

宇宙の最果て「惑星タイタン」に取り残された「トニー・スターク」

サノスに隕石を落とされるアルマゲドンパンチでもかろうじて全壊はしていなかった宇宙船に乗り込んでいる。

しかし状況は絶体絶命を超えた最悪もいいところ。

水と食料は4日前に尽き、明日には酸素もなくなる。

f:id:berserkun:20181219160055p:image毎度おなじみ曇り社長。

覚悟を決め、愛しの「ペッパー」に遺言を遺すトニー。

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そんな悲劇は社長だけじゃない。

地球も…というか全宇宙同様だった。

前作ラストにて「インフィニティストーン」を収集し、指パッチンこと「The Decimation」を達成したサノス。

それは全宇宙の生命が半分になったことを意味する。

自分たちの力が及ばなかったこと。

それで友人、仲間、家族が消えてしまったこと。

生き残った「スティーブ」「ナターシャ」は戸惑いを隠せない。

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しかし彼らはわかっていた。

こんな状況でも、だからこそ「やるしかない」ことを。

それはおそらく「ソー」もだろう。

思えば彼はマイティ・ソー/ラグナロクから不運の連鎖に巻き込まれている。

強大兄弟と破壊獣と死神と。銀河最大のサプライズパーティ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』最速レビュー。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

両親が死に、姉に殺されかけ、弟は殺され、国民は全滅。出会った仲間達も半数以上が消えてしまう。

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しかし彼らはまだ諦めてはいない。

それでも残された仲間がいるはずだ、と。

 

【日本】

路上でヤクザをシバいていた漢。

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彼の名は「クリント・バートン」

通称"ホークアイ"と呼ばれるヒーロー…のはずだった。

しかし彼の手に握られていたのは代名詞ともいえる「弓矢」ではなかった。

代わりに物騒極まりない刃物。

そしてそれ以上に鋭い眼差し。

そこには穏やかに後輩を諭すあらゆる意味でのアベンジャーズ内の常識人」はいなかった。

しかしこの状況なら心強いのは確かだった。

 

アベンジャーズ本部】

それを受けたスティーブ。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』当時のスーツに身を包む。

亡き「ペギー・カーター」の首飾りも身につけ

気合いは十分入った。

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しかし残されたヒーローはごく僅か。

数は問題じゃないとはいえ

どうにも弱気になってしまうのは確か。

そんな心細さをブチ破ったのは一人の漢の声。

 

「ねえ、誰かいる?」

「何年か前、空港で会ったよな?」

「超デカくなってさ」

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全てがなくなったかに思えた。

それでも。

「希望」だけはまだ、残っていた。

 

 

2分少々と短めの映像ながら

興奮を禁じ得ない要素の数々が見てとれる。

「社長また病んじゃうな…」

「お、スティーブ髭剃ったんか!」

驚きはあったが、これらは予想できていた。

なによりサプライズだったのは「クリント」の再登場。

前作にて欠席だった彼が登場するのは薄々気づいていたが

トンデモジャパンの路上で刃物を振るう彼はまるで別人。

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その相手が真田広之というだけでも衝撃なのに

彼の目には今までにない光が宿っている。

おそらくアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場した彼の家族は指パッチンで消え去ってしまった。

それで行き場のない怒りや哀しみを自警活動で発散しているんだろう。なぜか日本で!!

もう彼は「ホークアイ」ではない。

原作にも登場した「ローニン」というヒーローになっているはずだ。

 

そしてもう1人のIW欠席者。

「スコット・ラング」

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社長は宇宙を漂流、スティーブは友人や仲間を失い

その他の面々も哀しみに明け暮れているというのに

それを吹き飛ばすような明るさ。

さすがに元嫁の旦那とすら親友になる漢は違う。

経歴だけで負い目を感じがちな昨今。

考えれば彼は「無職」「40代」「バツイチ」「国際的前科者」という役満気味な経歴がある。

過去にはそれでサーティワンのバイトすらクビになっている。

そんな漢が切り札のごとく登場してくる。

おそらくMCUの前作アントマン&ワスプ』エンドクレジットシーンにて触れられていた「時空の狭間」を発見するのだろうが

そんな大荷物を引っ提げてきた彼に「泣かずにいられるか!!」というもの。

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飲み会などではしばしば当日の参加者よりも欠席者の話題で盛り上がることも多い。

それは果たして「アベンジャーズ」でも例外ではないようだ。

唯一の妻帯者、そして妻帯者(元)の倍返しに今から震えざるを得ない。

 

最初の情報解禁ということもあってか

「予告」よりは長めの「特報」に近いが

前作アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の際には初っ端から割といろいろと流しかけてただけにこれはある意味で嬉しい誤算。

本編で気になる点はそれこそ多々あるが

一番の注目は最近次々とドラマが打ち切られているディフェンダーズ』勢の扱いだ。

f:id:berserkun:20181219162346j:image最強の「路地裏の守護者」達。

欲を言えば『エージェント・オブ・シールド』の面々も出してほしいところ。

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…というかパニッシャーゴーストライダーを大画面で観たいだけ、とも言えるが!!

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さっさと参戦させろ!!

そしてサノスをシバき倒せ!!

 

まぁとにもかくにも。

累計11年、シリーズ21作目の超大作。

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『Avengers: Endgame』

4/26.日米同時公開。震えて待て!

 

余談。

ずっとひた隠しにされてきたタイトルの件。

「ネタバレになりかねない」とのことだったが

意外にも普遍的で肩透かしを食らった気分は否めない。

ファンの間では大喜利めいた予想合戦も行われていた。

その中で当てている者もいたらしい。

個人的な予想は前作記事にて書かせてもらったが

最大。最高。最強。最悪。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

未だに発表されないタイトルだが

個人的予想は

『Avengers Assemble』

だと思う。

初期メンの卒業作だし「アベンジャーズ」を代表する名台詞を重ねてくれるはずだ。

「ネタバレになるから公表できない」のも頷ける。

まぁ当たったときにはちょっと褒めてくれ!!

正直この線はまだ捨てきれていない。

きっとこれは仮のタイトルで

エンドロール直前に

Avengers Assemble』

と出るんだろう。

なぁ!そうだよな?!

MARVEL!!?

 

…とも思っていたが「endgame」の意味を調べてみると

1.最終段階、終盤、大詰め、寄せ
2.チェス用語、駒が数個しか残っていない終盤戦のこと

ぴったりだなぁ!!さすがだ!

MARVEL様!!!

 

公開日まで生き延びるTwitter

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公開日まで喋り抜くラジオ↓

映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

臓器を食べたいだけなのに。『ヴェノム』感想。ネタバレあり。

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爆誕。最強×最凶の最恐タッグ。

最凶最悪チームアップ、大暴れ。

お前のものは、俺のもの。

だからお前の悩みも、俺のもの。

残虐?自己中?だから何?

 

アンチヒーロー

wikipediaによれば

アンチヒーロー(英: antihero)あるいは反英雄(はんえいゆう)は、フィクション作品における主人公または準主人公の分類のひとつ。常識的なヒーロー像である「優れた人格を持ち、社会が求める問題の解決にあたる」という部分から大きく逸脱していることが多い。典型的なヒーローの型とは異なるが、ヒーローとして扱われる。

とのこと。

類語に「ダークヒーロー」という存在もある。

当ブログにお越しの方々にはお馴染みだろうが

俺は普通のヒーローよりも上記のようなキャラが好きだ。

「正義の行いだろうが自警は許されるのか?」

「悪人でも命は平等だからこそ悩む」

もちろんこれらと向き合いながら正義のために突き進む姿はカッコいい。

しかし

「俺は俺のやりたいようにやる」

「やられたらやり返す」

「悪人に人権はない」

「というか殺そう!」

こういった類の、いわゆる竹を割ったように悪人の頭蓋も割っていく奴らには闘争心を掻き立てられてやまない。

天下のMARVELで言えば

・吸血鬼をカンフー、鉛弾、日本刀で屠っていく"最凶の番長"f:id:berserkun:20181203190210j:imageブレイド

・乗り物全てを地獄仕様に魔改造し、悪人を文字通り消し炭にしていく"孤高の走り屋"f:id:berserkun:20181203190230j:imageゴーストライダー

"悪人絶対皆殺しマン"f:id:berserkun:20181203190225j:imageパニッシャー

"宇宙一の完全自由人"f:id:berserkun:20181203190237j:imageデッドプール

…などがこれらに該当する。

どいつもこいつも優等生然としている現在のMARVELに「NO!」を叩きつける、まぁ言ってしまえば「腐ってもアベンジャーズには呼ばれない」連中。

メタ的なことを言えば、映画会社の事情でなかなか参戦はできないのだが

それを逆手にとって「俺らは好きなようにやるよ!」というMARVELきっての不良軍団でもある。

そんな中、来たる11/2.

そのアメコミ内の鈴蘭高校ともいえるクラスに一人の電撃転入生が現れた。

f:id:berserkun:20181203190537j:image「ヴェノム」

見ればわかる凶悪な面構え。

初見では絶対に「ヒーロー」とは思えないが

ダメ押しのようなその黒くてマッシブなわがままボディ。

俺の中学生マインドを捉えるには十分すぎた。

ざっと解説すれば

知る人ぞ知るスパイダーマンの好敵手」である。

一応「目の敵にしているのはスパイダーマンだけ」という設定上、場合によっては普通にヒーローになりうる漢でもあるが

能力はスパイダーマンと同等、なにより元の人間としての能力…主に筋力が段違いなために非常に厄介なライバルでもある。

たぶん最初に触れたのはマブカプだったと思う。

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パッと見ただけでわかるその暴力的なフォルム。

戦い方は主に殴る、蹴る、突き刺す、喰らいつくというシンプルさ。

一瞬で虜になったのを覚えている。

そんなヴェノム。

過去に一度、実写化されていたのも記憶に新しい。

不朽の名作、ライミ版スパイダーマン3にて銀幕初登場。

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詳細は省くが、まぁファンからは悲喜交々だった。

凶悪な面構えは最高だったが、作中でこいつが何をしたかは全く記憶にない。

そのせいかシリーズは終焉。

2度のリブートを経て、現在に至る。

しかし偶然か必然か、前述したMARVEL不良軍団は皆それぞれ何かしらの失態をやらかしているもの。

ゴーストライダーがアクセルを全開にしたのは2から

世界は、狂気を。待っている。『ゴーストライダー2』感想。バレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

パニッシャーは4回もリブートされているし

対悪人専用人型最終決戦兵器。『パニッシャー:ウォー・ゾーン』バレあり感想。 - 高速回転する方舟の片隅で。

デップーに至っては「世紀の黒歴史」がある。

最高。最高。最高。最高。『デッドプール2』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

むしろ準備万端といって差し支えない。

それを後押しするように

監督は傑作ゾンビコメディゾンビランドを撮ったルーベン・フライシャー

主演はハリウッドきってのホームランバッタートム・ハーディ」 

そして題材は「アベンジャーズ」とも「スパイダーマン」とも関連性が曖昧にされた『ヴェノム』

控えめに言って100点だった。

そして劇場へ駆け込んだ11/21.(大遅刻だ!)

俺は確信した。

本作は今年最高にして最凶最悪の「ヒーロー映画」だ、と!

そんな100000点なあらすじ。

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エディ・ブロックは優秀な記者。

毎度取材先と一悶着起こす問題児ながらもその腕と正義感は確か。

大手企業とも契約し、仕事は順風満帆。

美人弁護士な彼女ともラブラブ。

絵に描いたような幸せ街道まっしぐらだった。

そんな頼れるフリーランスにまわってきた次の仕事。

それは意識高い世界的企業「ライフ」への取材。

野生の勘から「あいつはいけ好かねぇ」と反発するエディだったが、こんな大仕事を逃す手はないのもまた事実。

それにまぁ無職だった自分を拾ってくれた恩もある。

ひとまずテレビカメラを引き連れてライフへ突撃取材に出向くエディ。

f:id:berserkun:20181203191600p:image相手は責任者「ドレイク」

一応上司からは「適当におだてて返ってきた意識高いワードでも並べておけ」とは言われていたが、そこは天下のトム・ハーディ

社会の言いなりになるつもりなど毛頭ないのか

「お前の会社、非道な人体実験してるよな?」独自の文春砲をアドリブでぶつけてみることにする。

上司への恩はあるが「それはそれ!これはこれ!」とばかりに

盗み見た彼女の仕事のメールに添付されていた極秘事項を物的証拠として論えるエディ。

彼からすれば「仕事」と自分の中の「正義感」との折衷案として最善の手を打ったつもりだった。

しかし社会はそう甘くなかった。

翌日には謎の圧力により、急転して無職になるエディ。

ついでになのか無職になる彼女。

「こうなったのは会社のせいでも社会のせいでもない、あんたのせいよ!」と正論と結婚指輪をぶつけられてしまう。

人気フリーランスから一転。

明日の電気代も払えない「無職」「彼女なし」「安アパート」生活へまっしぐらなエディであった。

こうなったら負のスパイラルは止まらない。

隣人は朝も夜も自称ロックな騒音を奏で

立ち寄ったコンビニには強盗が押し寄せ

仲良くなったホームレスは突然行方不明。

フラッと元カノをストーキングしてみれば

彼女はさっさと新しい恋人を見つけていた。

しかも相手は外科医。

もうわかりやすく人生行き詰まってしまった。

「こうなったら頼りになるのはスピリチュアルだ!」

そんなズタボロなトムハの元に一人の女性が接触してくる。

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聞くところによれば彼女はあの憎き財団「ライフ」の専属博士らしい。

彼が問い詰めた通りに「ライフは人道無視の人体実験をしている」らしい。

それを世間に公表してほしい、と。

普通なら鼻の下のひとつでも伸ばしそうなものだが、すっかり人生ドン底なエディは

「警察にでも行け。あと自分の身を案じろ」

となんとも投げやりな対応。

ひとまず分かれた2人だが

よく考えれば別段悪い話でもない。

もう守るものも失うものもない。

なにより金がない。

50%の正義感と50%の下心で厄介そうな仕事を請け負うことをビシッと決めたエディ。

そうと決まれば行動は早い。

早速コンビニに行く感覚で施設に潜入。

しかしそこには想像を絶する光景が広がっていた。

怪しげな装置の数々。

倒れている被験者の山。

しかもその中の生き残りに見覚えがあった。

友人のホームレス「マリア」であった。

ひとまず消化器で防弾ガラスをブチ破るエディだったが、それが悪手でもあった。

彼女は謎の「寄生生物」に寄生されていた。

そしてその生き物は次の宿主を探していた。

そんな折に目の前にトム・ハーディというご馳走。

なにもされないわけもない。

f:id:berserkun:20181203185621j:image「あああぁあああ!!?」

出会って5秒で合体してしまう両者であった。

そんな大騒動、財団も秒で気がつく。

物騒に武装した特殊部隊を仕向けてくる。

万事休すか、と思いきやなにやら身体能力が爆上がりしている。

鋼鉄の扉は紙切れ同然に引きちぎれ

走ってみれば脚が異常に速くなっている。

さらに気付けば10mほどの高さの樹の上にいる。

わかりやすく化け物になっていた。

f:id:berserkun:20181203191850j:imageビビりにビビるエディ。

「でもまぁ大概のことは寝れば治るだろ…」と思ったかどうかは定かではないが

一旦、家に電撃帰宅することにする。

しかし相手は天下の世界的企業。

そんなことはもちろんお見通しだった。

差し向けられる刺客。

再び万事休す…とはやっぱりならなかった。

寄生生物はエディの身体をわかりやすく乗っ取り

f:id:berserkun:20181203185656j:image大山倍達ばりの喧嘩道を披露!!

追加の刺客にも怖気づくことなく

自前のバイクを寄生で魔改造

f:id:berserkun:20181203185708j:image夜のサンフランシスコを疾走!!

やたらと被害額が嵩んでるっぽいが、そんなこと気にしていられる状況じゃなかった。

ひとまず海峡を一横断した後に落ち着いて話を聞いてみればヤツは"宇宙からきた寄生型エイリアン"「シンビオート」だと言う。

「地球へは人類を喰らい尽くしにきた」とも言う。

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どう考えてもマトモじゃない状況だが

常識など彼方へ消え去るほどのインパクトがあったのもまた事実。

加えてこれ以上失うものがない捨て鉢エディ。

身体を貸すことを渋々ながらも承諾。

しかしやっぱりこいつは一筋縄ではいかなかった。

「人間を喰いに来た」とは言いながらも

夜景を眺めれば「この星も悪くない」と言い切り

エディが元カノに未練があると見れば

「ちゃんと謝れ。後悔するぞ」と発破をかけてくる。

完全にわけがわからなかった。

そんな好き勝手に我慢ならなくなったエディが種族を超えたガチギレをしてみれば

「すまない。俺はここが好きだ

「俺はシンビオートでも落ちこぼれだった」

「だから同じ負け犬としてお前も好きだ

と狂気じみた告白をしてくる始末。

ここまで話が通じないとなるともうエディも開き直るしかなかった。

「もうわかった!!お前は何がしたいんだ!?」

「地球にいるもう一体のシンビオート「ライオット」を止めたい」

「この星を救いたい」

「あと、人が食べたい」

呆れ果てそうになるエディだった。

しかしちょっと待て、ライオットは誰に寄生してる?と聞いてみれば「ドレイクだ」と言う。

なに!?あのいけ好かない勝ち組野郎じゃないの!!

f:id:berserkun:20181203191007j:image「よし、殺そう!!」

「ついでに彼女もなんとかしよう!

こうして流れで「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことをざっくり理解したエディ。

いよいよチームアップした負け犬一匹落ちこぼれ一体。

相手は「地球の勝ち組」と「シンビオートのエリート」の意識天元突破タッグ。

f:id:berserkun:20181203185900j:image「ライオット」

ヴェノムよりさらに凶悪な面構え。

学歴職歴年収で見れば完敗もいいところだが

こちらには失うものなど何もなし!!

果たして"最凶"は"最強"に勝てるのか?

職なし!金なし!彼女なし!

ご立派な寄生虫はあり!!

f:id:berserkun:20181203191930j:image

「最凶の負け組」「最強の勝ち組」による手加減無用な場外乱闘の幕が上がるのであった…

f:id:berserkun:20181203190713j:image

景気、良し!!

 

まず語らせてもらいたいのが本作の立ち位置だ。

最近は劇場へ赴けばMCU関連の何かがやっているようなアメコミバブル。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは? - 高速回転する方舟の片隅で。

本作の位置付けは

Sony’s Universe of Marvel Characters(SUMC)」内の一作目。

詳しくは上記の記事を参照していただければ幸いだが

元々「アベンジャーズ」と「スパイダーマン」は原作上ではかなりの繋がりがある。

しかしこと映画となると制作会社が違う。

アベンジャーズ「ディズニー」

スパイダーマンソニー

奇跡的に共演できた『シビル・ウォー』スパイダーマン/ホームカミング』は両社の協力があったからこそ。

f:id:berserkun:20181203200518j:image衝撃のデビュー。

そのうちスパイダーマンは独立してソニーの方で活躍することになっているが

その地盤を固めるためなのか出来たのが「SUMC」

「ひとまずスパイダーマン抜きで周りのキャラをバンバン実写化しよう」というもの。

これを受けて本作はファンの間では公開前からあれこれ憶測されていた。

「この世界は「アベンジャーズ」と繋がっているのか」

「それとも「スパイダーマン」側とだけ繋がっているのか」

「両方か、それともどちらでもないのか」

両社の責任者の発言もバラバラで混乱するばかりだった。

結論は「どちらとも取れるがわからない」

f:id:berserkun:20181203200625j:image今回はお休みトムホ君。

まぁおそらく「MCUには絡まないが、トムホはそのうち出てくる」くらいが一番の落とし所だろうが

本作の本質はそこじゃない。

 

「そんなことを吹き飛ばすくらい超面白い」

f:id:berserkun:20181203194040j:image

そう、とにかく本作は面白い。

あれこれ考えるのも醍醐味となってきたアメコミ映画。

作品間の繋がりを見つけたときは無類の感動を覚えるもの。

しかし本作はその類の遊び心を一切排除。

「ヴェノムだけにフォーカスした」とは監督談だが

それが大いに成功している。

あちらこちらに意識が飛ぶことなく

トム・ハーディカッコいい」

「ヴェノム、ヤバい」

にひたすら一直線となっている。

なにもイースターエッグを否定するわけじゃない。

第一、俺も作品間の繋がりは大好きだ。

ただどうなるかわからない未来のためにあれこれ策を労するよりも、目の前のことにだけ集中する。

必然的にそれはエディの心情とも一致している。

なおかつ偶然的にMARVEL不良軍団とも一致している。

「周りに合わせるのは性に合わん」

「俺は俺のやりたいようにやる」

この徹底されたジャイアニズム

俺の心がこの上なく突き動かされるのもおわかりいただけるだろう。

それでいて別にアメコミ映画ファンを失望もさせていない。

「どちらの世界にも取れるように描いていないだけ」という落とし所はさすが、の一言だ。

 

ある意味、本作は昨今のヒーロー映画にすら「アンチ」を叩きつけている。

言ってしまえば「負け犬と落ちこぼれが手を組んでエリートをボコボコにする話」と総括される本作。

今回の主役は地球有数の金持ちやら世界大戦の英雄などでは断じてない。

主演はトム・ハーディという絶世のイイ男ではあるものの

職も彼女も失い、求人誌を片手にスピリチュアルに傾きかける。

隣人の騒音にも何も言えずに枕で耳を塞ぐ。

日々通うのはコンビニだけ、しかもそこが強盗に遭っても見て見ぬ振りしか出来ない。

仲良くなったホームレスは行方不明。

ここまでわかりやすくズタボロなトムハを俺は見たことがない。

f:id:berserkun:20181203190908p:image

見たくなかった、とも言える。

憧れる要素はゼロ、むしろドン底具合でトムハに共感するという異常事態まで起きる。

それがたまたま寄生生命体と出会い、なんやかんやで共存。

とことんまで開き直った挙句に

これまでの鬱憤を「これでもか!」と叩き潰す。

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これをカタルシスと言わずになんというのか!

製作陣が「そっちがトムホならこっちはトムハだ!と考えたがどうかは定かではないが

思えばトム・ハーディにはかの名作ダークナイト ライジング』にて「ジョーカーを超える」宿敵ベインを演じた過去がある。

f:id:berserkun:20181203194112j:image賛否あっても俺は好き。トムハだし!

引き換え本作では一般人(一応)なトムハ。

しかしその彼に漆黒のはぐれメタル「ヴェノム」が取り憑き、殺しの経験値がたんまりと入る。

もう景気が回復する予感しかないが

f:id:berserkun:20181203194215j:image身体は正直なトムハ。

さらにそこにターミネーター2ばりの人間と人外が心を通わす友情ドラマが盛り込まれ

振り返れば廃車死体の山という底なしの無謀さ。

f:id:berserkun:20181203194231j:image特殊部隊に囲まれた時に言いたい台詞No.1。

それで世間が炎上するどころかラストには自爆覚悟でロケットを切り裂き自ら大炎上。

f:id:berserkun:20181203194313j:image

最終的には漢気のストップ高状態になる。

どこを切っても惨虐性満点。

向こう見ずに走り切る様。

これだ!!まさしく!

俺の観たかった映画は!!

 

「豪華役者陣、集結!」が宣伝文句として謳われることも多くなってきた昨今。

しかし本作はそれにすら「NO!」を叩きつける清々しさがある。

「トムハがヴェノムを一本釣り」しただけ、と言われればまぁそうかもしれない。

なにせ内面を注視すればよくある大作アメコミ映画よりもラブコメの方が近いですからね。

事実、ヴェノムを美少女に置き換えればこれ以上ないほどのラノベ感はある。

「冴えない男の元に湧いて出た自分に好意を寄せる宇宙人の騒動に巻き込まれる」

こう書いてみればどこぞのToLOVEるブコメとほぼ姉妹作かもしれない。

違いといえば

・主人公は筋骨隆々、刺青がビシバシ入っている

・同居人は隙あらば人間を捕食しかねない最凶生命体

・ラストにはトラブルどころか未曾有の戦争が待ち構えている

くらいなものだ。

近年では『君の膵臓をたべたい』という名作が公開されたらしいが

計らずも膵臓どころか全部たべたい」傑作となった本作。

アメコミクラスタよりもそこらのインスタ女子に薦めたくなる異様な映画となっているが

ヴェノムの「可愛さ」Twitterでバズっている現実を見るにどうやら俺の感想もあながち見当違いではないらしい。

f:id:berserkun:20181203190622j:image見慣れれば「可愛い」と言えなくもない。

世間も映画同様に狂ってきた証拠だろうが

悪人が1ダース捕食される惨さを除けば女子会前の景気づけに最適な一本。

ダークヒーローを見にきたつもりが異星の生命体とのラブコメが展開されるという

ある意味「最狂」「最悪」な作品だが

それも含めて諸々「痛快!丸かじり!」とも言えるだろう。

問答無用でオススメだ!

喰らい尽くせ!!

ありとあらゆる鬱憤を!!

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エンドロール後。

アメコミ映画としての意地なのか、恒例となったおまけ映像が2つある。

1本は来年公開の傑作(予定)のアニメ映画『スパイダーバース』の特報。

そしてもう1本は…

 

 

とある刑務所に取材へと訪れるエディ。

その相手は最狂最悪の連続殺人鬼。

名は「クレタス・キャサディ」

f:id:berserkun:20181130162551p:image

「これから…大殺戮(Carnage)が起こるぞ…」

 

"第3のスパイダーマン"「カーネイジ」が示唆されて映画は終わる。

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理性がほぼゼロなためにスパイダーマン、ヴェノムを超えうる超人性を誇る。

その力の全てを快楽に注ぎ込んでいるために非常に厄介極まりない最大重要危険人物。

しかも演じているのは

f:id:berserkun:20181203200240j:imageウディ・ハレルソン

(『ゾンビランドタラハシー役)

見逃せないなぁ!!

 

 

最後に。

2018年11月12日。

偉大なるアメコミの父が亡くなった。

「さよなら」は言いません。

これからも貴方の魂に触れ続けるから。

代わりに言います。

「ありがとう」と。

安らかにお眠りください。

f:id:berserkun:20181130162531j:image

R.I.P. Stan Lee. 

 

 

満点な予告↓

映画『ヴェノム』予告 - YouTube

 

赤点なTwitter

ばーさーくん (@bebebeberserkun) | Twitter

補習必須なラジオ↓

映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

最強vs最恐vs最狂vs最凶。『ドラゴンボール超 ブロリー』感想。ネタバレあり。

f:id:berserkun:20181122155034j:image

「最大の敵、サイヤ人。」

「地球には、悟空がいる。」

「知られざるサイヤ人の物語」

「3つの運命が激突する」

究極の頂上決戦、開幕。

この宇宙で一番強ェヤツ。

白黒、ハッキリつけようぜ。

 

ネタバレなし感想。

ドラゴンボール好きなら必見です。

「アニメオリジナルは…」な原作主義者の方でも、です。

強制的に中学生魂を呼び戻す世紀の傑作。

劇場で観ないと一生後悔しかねません。

あとネタバレは回避した方が楽しめます。

本記事は全バレしているので未見の方はブラバを。

試写会でご一緒した方々向け記事です。

 

11/28. 公開されたらまた鑑賞&加筆予定。

いつも以上にざっくりしてますが、ご容赦を。

 

本作はラジオでも語ってるので是非↓

#12『ドラゴンボール超 ブロリー』語ってく枠 - 映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

 

f:id:berserkun:20181122155125j:image

ドラゴンボール

説明不要な少年漫画の金字塔にして日本男児の義務教育ですな。

俺の人格を形成するひとつの文化でもあるのだが

ドラゴンボール好きにも派閥めいたものがある。

「原作しか受け付けない」派

「アニメは『Z』まで」派

「『GT』再評価」派

「『超』も含めて全部好き」派

「面白ければなんでもいい」派

…とまぁ細分化していくとキリがない。

超傑作漫画なだけに致し方ないだろうが

なにせ連載開始が1984年。

そりゃいろいろなファンもつくだろう。

というか未だに第一線でアニメにゲームと大活躍している時点で何かがおかしいが

それだけの魅力を放ってやまないということだ。

ちなみに俺は上記の派閥分けで言えば

「原作至上主義だがアニオリはアニオリで好き」

「まぁ面白ければなんでもいい」

という一番タチが悪い過激派に分類される。

思えば俺も「ドラゴンボール」と共に育ってきた自負がある。

連載当時はまだ生まれる前だが

中学生の頃、完全版刊行と共に初めて読み進める。

同時に『GT』の再放送にも立ち会った。

そして今現在では『超』の放送。

何度目かになるブームと一緒に青春時代を費やした。

人と言うのは意見が違えば論争したがるものだが

未だに男友達が3人も集まれば飲み会がまるまる潰れかねないほどの熱量はある。

 

そんなドラゴンボール

ここ数年は原作者監修のもと、正史の続編として

劇場アニメで再起していた。

f:id:berserkun:20181122155209j:image「この世界にはまだ、"最強"がいる」

f:id:berserkun:20181122155206j:image「まさかの復活、宇宙の帝王"F"」

どちらも賛否溢れたのは久しいが

個人的には「今の時代にドラゴンボールの新作を劇場で観せてくれただけで100点!」な出来だった。

さらに昨今。

そのまた続編となるこれまた賛否激しい新作アニメ

ドラゴンボール超が無事に放送を終えた。

f:id:berserkun:20181122155253j:image

そして来月。

その締めくくりにして累計20作目となる新作劇場版が封切られる運びとなった。

f:id:berserkun:20181122155323j:imageドラゴンボール超 ブロリー

ご覧の通りに今度の敵はブロリー

「伝説の超サイヤ人」にして「最強の敵」

アニメでも群を抜いた人気を持つ歴戦の猛者にして

原作至上主義者すら黙らせるそのキャラクター性。

 

どうやら前情報を見る限り、過去の劇場版との繋がりは一切なさそうだが

それはすなわち「正史にブロリーが降臨する」ということ。

まぁここらへんはあまり言うと炎上しかねないので控えるが、兎にも角にも相手にとって不足はこれっぽっちもない。

そしてまたありがたいことに試写会のお誘い。

f:id:berserkun:20181122155418j:image2枚当たりましたが、1枚は額縁へ。

場所はまさに現代の天下一武道会日本武道館

さらにはなんと上映前に豪華声優陣の舞台挨拶もあるというじゃないの!!

もう不足はないどころの騒ぎじゃなくなった。

確実に俺の人生の1つのハイライトとなる。

仕事を全て放り投げて現場へ急行したのだった。

f:id:berserkun:20181122155357j:image

会場は異様な熱気。

数々の試写会にお邪魔してきたが、間違いなく歴代でもトップクラスの観客数。

いよいよ始まった最初で最後のジャパンプレミア。

格闘技めいたアナウンス、そして震える一言と共に登場してくる

野沢雅子」「島田敏」「堀川りょう」「中尾隆聖」「久川綾」「古川登志夫」「宝亀克寿」「太田真一郎

役名で言えば孫悟空」「ブロリー」「ベジータ」「フリーザ」「ブルマ」「ピッコロ」「パラガス」「界王神という面々。

さらに主題歌を担当した三浦大知も登壇。

f:id:berserkun:20181127201833j:image

もう失神寸前だった。

おそらく観客一同、皆そうだったろう。

そして和気藹々ながらも興奮が最高潮に達した舞台挨拶の後の本編。

これは予想だが

何人かは失神していたはずだ。

そこには有象無象の派閥なんて吹き飛ばす、引くほど真正面からのドラゴンボールがあった。

原作に初めて触れたときと同じ感動が蘇ってきた。

映画で鳥肌が立つことはたまにあるが

冗談抜きで鳥肌が立ちっぱなしだった。

観客はそれこそ老若男女様々だったが

全員が全員、少年少女の目になっていたに違いない。

本作は紛れもない史上最高の『劇場版「ドラゴンボール」』だ。

誰がなんと言おうと!!

そんな塵芥を吹き飛ばす超大なあらすじ。

【40年前】「宇宙」

「惑星ベジータ」に新たな生命が3つ誕生した。

f:id:berserkun:20181122155457p:image

1人は次期王となる王子ベジータ

もう1人は類稀なる天才ブロリー

そして1人は後の大天才カカロット

後の宇宙トップクラス3名が生まれたわけだが

それぞれの親は悲喜交々だった。

幼少期から高い戦闘力を叩き出していたベジータの父親「ベジータ王」は我が子を誇りに思っていた。

歴史上でも例を見ないほどの天才…のはずだった。

しかし部下によれば隣にいるブロリーの方が更に戦闘力が高いらしい。

それをよく思わないベジータ王はブロリー星流しすることを即決!

いろいろ御託を並べてはいるが、まぁわかりやすい嫉妬だった。

当然その父親「パラガス」はそれを良く思わない。

王に反逆し、我が子を追いかける。

なんとか息子を見つけたがそこは人間が住むにはあまりにも劣悪な環境。

通信手段も途絶えた絶望の淵でパラガスは決意する。

f:id:berserkun:20181127201911p:imageベジータ王、許すまじ!」と。

 

そのサイヤ人達を取り仕切っているのが「コルド」一味。

宇宙の不動産王にして戦闘民族のサイヤ人達を地上げ屋としてコキ使う絶好調の日々。

さらにめでたいことに息子も生まれた。

f:id:berserkun:20181127202429j:image

彼こそが後に全宇宙を揺るがす絶対悪フリーザであった。

その不穏な空気を察知した雄が1人いた。

f:id:berserkun:20181127201937j:imageバーダック

生粋のサイヤ人

下級戦士ながら戦闘力と漢気は筋金入り。

コルドから一味を引き継いだフリーザが全サイヤ人を緊急招集したことを不審に思う。

その読みは当たっていることも確信していた。

フリーザは…サイヤ人を皆殺しにする気だ」

こうしちゃいられない、とばかりに生まれたばかりの次男坊カカロット」を脱出ポッドで逃すことを決意。

行き先は下級戦士でも生き延びられるであろう、宇宙最果ての惑星「地球」

もう1人の息子「ラディッツ」は既にベジータ、ナッパと共に宇宙へミッションへ飛び立っている。

かくして、強大なる運命に立ち向かうことを決意したバーダック

f:id:berserkun:20181127202446j:image

たった1人の最終決戦の幕が静かに上がった…

 

【現代】「地球」

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f:id:berserkun:20181127205154j:image

成長した孫悟空ベジータは相変わらず修行をしていた。

破壊神でもあるビルス、その付き人ウイスの元に今日も飽きずに"最強"を目指す日々。

そんな平和な地球に忍び寄る影。

f:id:berserkun:20181127204736p:image宇宙の帝王「フリーザ

先日手を組んだが、それはそれ。

今日は別件で地球上空にいた。

狙いはドラゴンボール

既に六つ揃っている&ドラゴンレーダー確保のために「ブルマ」邸に部下を忍び込ませていた。

戦闘力の低さを逆手に取ってまんまと盗み出す部下達。

それを「トランクス」からの連絡で知るブルマ。

「周りに怪しまれないように5歳若返る」ために密かにドラゴンボールを集めていたブルマ。

「まだ成長期ということにして5cm身長を伸ばす」ために地球まで出張ってきたフリーザ

両者は最後の一個の在り処、氷の大陸に向かう。

 

それと前後した【宇宙のどこか】

永き間、ひたすら「復讐」を糧に耐えて生き抜いたブロリーとパラガスの元にたまたまフリーザ軍の兵士が救護に訪れる。

f:id:berserkun:20181127203108p:image「チライ」「レモ」

フリーザ軍ながらどこか抜けた空気を持つ2人。

それとなしにパラガスに事情を聞いてみれば

ドン引きするほどの過去があった。

f:id:berserkun:20181127204127p:image

サイヤ人の憎しみを一手に引き受けた雄。

ともあれ2人は「サイヤ人」の生き残り。

上司であるフリーザに差し出せば特別ボーナスが出る。

ひとまず「情より金だ!」とばかりに上司へと差し出すことを即決!

そしていよいよ対面するフリーザ、パラガス&ブロリー

一目見てその戦闘力を読み取るフリーザ

なにより話を聞いてみればこいつらはベジータを憎んでる、とのこと。

悟空とベジータを憎んでやまない彼からしてみれば中々の渡りに船だった。

元来、サイヤ人を使う術は心得ていた。

地球へ向かう宇宙船に同行させる悪の帝王であった。

 

そしていよいよ【現在】

北の大地。氷の大陸で対峙する両陣営。

孫悟空」「ベジータ

フリーザ」「パラガス」「ブロリー

「最強」を目指すサイヤ人

「最恐」の宇宙の帝王。

「最狂」の復讐鬼。

「最凶」の戦闘マシーン。

役者は揃った。

文字通りいろいろあった面々。

激突するそれぞれの運命。

最後まで立っていられるのは、誰なのか。

連載開始から35年。

元号を1つ跨いだ最強の雄達。

全てにケリをつける、最終決戦の火蓋が切って落とされる。

f:id:berserkun:20181124110826j:image

さぁ、いっちょやってみっか!!

 

本作を一言でいうならば

「非常に景気が良い」

上映時間は100分と短めだが

比喩抜きで後半50分はどこを切ってもアクションしかない。

アニメ版ではある種のお約束と時に揶揄される

「尺稼ぎ」や「出し惜しみ」は本作には一切ない。

f:id:berserkun:20181124111433p:image

「これぞ "究極のドラゴンボール" だ!」と言わんばかりの精神。

それはもう極限まで無駄を削ぎ落として

vsブロリーまで一直線に駆け抜ける。

逆説的にドラゴンボールらしくないほどにテンポが良い。異常なほどに!!

しかしこれがファンがずっと望み続けていた「動くドラゴンボールであることは断言できる。

f:id:berserkun:20181127203405p:image

それはもうめちゃくちゃに動く。

舞台挨拶で声優陣が「とにかく凄い」「作画に引く」「まぁヤバい」と三段オチばりに仰っていたのは冗談でもなんでもない。

そこには満腹を通り越したフルコースがある。

「焼肉を食べに行ったら出てきたのは10人前、おかずはハンバーグ、デザートにステーキ」のような底なしの景気の良さがある。

むしろ終始、ドラゴンボールらしくないほどに出来が良すぎてドン引きする。

ある意味では「勢い」と「インフレ」で成り立っている節がある原作。

こと「伏線」に関しては放り投げていることが多い。

後付けに次ぐ後付けだらけなのはファンなら誰でもわかっていることだろう

「まぁドラゴンボールだから」の一言で済まされるのが定番になりつつある昨今。

なのに本作は脚本の出来も群を抜いている。

主要キャラのエピソードゼロを同時進行させ

交わる運命を大々的に演出。

・エピソード・オブ・ブロリー

・エピソード・オブ・ベジータ

・エピソード・オブ・フリーザ

・エピソード・オブ・カカロット

もちろん過去作を観ているだけに思い出補正もあるだろうが

今まで数々後乗せされてきた設定を「これでもか!」と組み込み

全てをまとめ上げて最終決戦に臨む。

よもやここまでの完成度&極限度を見せつけられるとは思ってもみなかった。

もう本当にマジで凄い。

序盤のコメディシーンでは微笑ましく観ていた観客も中盤からはその熱量にガン引きしていた。

それと同時に誇らしくもあったはずだ。

これこそがドラゴンボールだと。

f:id:berserkun:20181127203437p:image

ファンなら打ち震えるような場面が目白押し。

 

どうやら本作は通常の2D上映に加えてMX4D4DX、さらにIMAXでの上映も決定しているらしい。

もちろん公開されたら通うつもりだが

世の中にはお小遣いの影響で2Dが精一杯というお子様方もいらっしゃるだろう。

だがここに断言しておく。

本作は2Dでもなんら問題はない。

そりゃあ理屈で考えれば画面が大きかったりシートが揺れたりした方が楽しいに決まっている。

だが本作はそんな理屈を超えた「何か」に満ち溢れている。

画面越しの衝撃に心を打ち抜かれる。

シート以上に身体の芯が揺れる。

魂をブン殴られる。

俺が青春時代を費やしてひたすらに追いかけたあの圧倒的灼熱度がそこにはあった。

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ずっと輝いていた。

震えに震えっぱなしだった。

 

ここまで未見で読んでくださった方がいらっしゃるかはわかりませんが、以下さらなるネタバレ。

 

いよいよ開戦した頂上決戦。

手始めに一騎討ちを演じるのは

f:id:berserkun:20181127203546p:imageベジータ」vs「ブロリー

その育った環境からほとんど対人間を知らないブロリーはやはりサイヤ人のエリートには勝てない。

 

…かに思えた。

しかし彼はベジータ、さらには悟空を超えうるド級天才だった。

戦いの最中、尋常じゃない速度で成長していく。

一見して通常形態では分が悪いと判断したベジータ

超サイヤ人」へと変身を遂げる。

パラガスはそれを見て唖然とするが

フリーザは涼しい顔。

その程度で戦闘の天才が止まることはなかった。

「戦闘力を10倍にする大猿化を理性で押し留める」サイヤ人の奥義をなんなく会得していたブロリーはそれに喰らいつく。

それに呼応するように超サイヤ人神」になるベジータ

互角以上の攻撃の応酬となるが

そこで黙っているフリーザではなかった。

彼は過去のナメック星でのことを思い出していた。

そう、サイヤ人"怒り"で果てしなくパワーアップする。

そしてそれは、ブロリーも例外ではないはず。

潜在能力を引き出すためにパラガスを殺害。

その惨劇を目の当たりにしたブロリーはいよいよ覚醒する。

f:id:berserkun:20181124111004p:image

「伝説の超サイヤ人へ、と。

こうなってしまっては手がつけられなかった。

超サイヤ人ブルー」ですら守りに徹するのがやっと。

悟空曰く「破壊神様より強ェ」その様にはもう四の五の言ってる場合じゃなくなった。

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急遽、助太刀する悟空だったが「ブルー」二人掛かりでも互角かどうかなレベルだった。

もうわかりやすくヤバかった。

「とある秘策」を行うことを決意する悟空だった。

ベジータと共に瞬間移動した先には…

 

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「ピッコロ」が待機していた。

 

「…フュージョンしかねぇ」

 

残されたブロリーの前にはフリーザがいた。

さすがに話してどうこうなる段階はとうに超えていた。

意を決して戦うことを秒で決意するフリーザ

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相手は宇宙最凶の戦闘マシーン。

ひと通りボコられた後にゴールデンフリーザに変身を遂げる。

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何の因果かフュージョンまでの時間稼ぎをする事態に陥ってしまう帝王であった。

 

一方。「悟空」&「ベジータ

ポタラがない現状ではこれしかない、となんとかベジータを説き伏せた後に

ピッコロ指導のもと、懐かしのフュージョン講座が行われる。

1回目。失敗。

2回目。失敗。

そして満を持したラストチャンスの3回目。

 

ピッコロ「…お前の名は?」

???「確かに名前がねぇと不便だな」

ポタラんときゃ"ベジット"だったから…」

 

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「"ゴジータ"ってとこかな…」

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かくして誕生した「最強×最強」の漢。

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相手取るは問答無用の宇宙「最凶」の男。

 

「最強×最強」vs「最凶」

電撃開幕!! 地球の果てで!!

 

以上、「とにかく観ろ!!」に尽きる本作。

というかどうやったって後半50分の衝撃は文章化するのは不可能なだけに

ある意味ブロガー泣かせな映画ではある。

そして別の意味でも様々な涙を禁じ得ない映画でもある。

まさか「ドラゴンボール」で泣く日が来ようとはなぁ!とは思うが

「それもまた悪くない」と思う自分がいるのも事実。

ここまでの男泣き必至な出来には

「ありがとう!!」と言う他ないだろう。

何度でも言おう!

ありがとう!ドラゴンボール!!

 

 

プレミア終了後。

通常、舞台挨拶は本編上映前だけなのだが

なんと「野沢雅子」「堀川りょう」がエンドロール後に再び登壇!

頭を下げてくださるご両人に対して万雷の拍手で夢のひと時は終わりを迎えた。

最高だった。ありがとう!!

 

余談。

どうやら当日は想定外の来場者数で会場に入れなかった方々もいらっしゃったらしい。

主催側からすれば空席が目立つと印象が良くないために多めに招待するのはよくあることなのだろうが

ドラゴンボールファンの熱量を測り間違えたことは仕方がないとはいえとても残念に思う。

 

ちなみに当日の11/14は試写会がダブルブッキング。

もう1つはジュラシック・ワールド/炎の王国

こちらのゲストはなんと松坂大輔だった。

ハシゴする予定だったが、こちらもこちらで満席で会場には入れず。

欲張った俺が悪いのかもしれないが

ぬか喜びさせるのだけはもう勘弁してくれ!!

 

 

震えざるを得ない予告↓

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」FINAL予告 - YouTube

 

童心のままなTwitter

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成長しないラジオ↓

映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

天"上"一武道会決勝戦、開幕。『スカイライン -奪還-』感想。ネタバレあり。

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宇宙からの侵略者vs地球の戦闘民族。

奪還せよ、我らの地を。

ギブアップ、なし。

負ける気、微塵もなし!!

生きるか、死ぬか。

DNAを超えた、その先で。

 

本作はラジオでも語ってるので是非↓

#10『スカイライン -奪還-』観てきたで - 映画語ってく枠 - Radiotalk(ラジオトーク)

 

いよいよ終わりも近付いてきた2018年。

今年も今年で何も成し得てない自信だけはあるが

ひとまず映画の当たり年ではあった。

なんかここ数年ずっと言ってるような気もするが

それでも特に今年は俺の大好物である「'80年代」感溢れるような作品が多かった。

f:id:berserkun:20181105213633j:imageパシフィック・リム:アップライジング

怪獣とロボの喧嘩祭り in TOKYO street. 

第二世怪獣大戦。『パシフィック・リム:アップライジング』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

 

f:id:berserkun:20181105205223j:imageイコライザー2』

完全"神"化を遂げたデンゼル無双。

 

f:id:berserkun:20181105205251j:imageデス・ウィッシュ

ウェルカムバック、Mr.ダイ・ハード

 

f:id:berserkun:20181105205331j:imageランペイジ 巨獣大乱闘

ロック様、怪獣プロレスに乱入。

猛獣、巨獣、怪獣、ロック様。『ランペイジ 巨獣大乱闘』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

 

f:id:berserkun:20181105205458j:imageMEG ザ・モンスター

ステイサムの人類卒業式。

ステイサム、人類やめるってよ。『MEG ザ・モンスター』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。

 

f:id:berserkun:20181109123818j:imageザ・プレデター

残虐超人、またまた再臨。

 

この言ってしまえば「どうかしてる」作品群。

しかし見方を変えれば「景気の良い」映画たち。

当ブログにお越しの方々にはバレてるだろうが

まぁ俺はこの手の映画に非常に弱い。

「筋肉」「爆発」「漢気」という俺に足りないものを過剰摂取させてくれる。

様々な無理を道理で押し切るその様には痺れざるを得ない。

とりわけ上記の映画達にはオーバードーズしそうなほどの景気の良さがあった。

そして「それに続け!」とばかりに公開された本作。

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スカイライン -奪還-』

画像を見れば一目瞭然でどうかしてる

俺は密かにずっと日本公開を待ち望んでいた。

本作は2011年頃に公開されたスカイライン -征服-』の続編。

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当時の映画界では宇宙人侵略ものが流行っていた。

そんな中でも異彩を放っていたのをよく覚えている。

なによりキャッチコピーが「そこには、愛も英雄も存在しない」

王道SFではなく宇宙戦争』と『クローバー・フィールド』を足して2で割ったら1余った、みたいな映画だが

その手加減無用な惨さ圧倒的身近さには釘付けになった。

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この宇宙人は「脳」目当て。

吸うぞ!!容赦なく!!

まぁある種の一発屋的映画ではあった。

しかし含みのある終わり方…まぁ打ち切り漫画的と言えばそうだが

いくらでも続きをつくれそうな作風。

世間に望まれているのかどうかはサッパリわからんが、時は流れて数年後。

スカイライン、続編製作決定」

「主演はフランク・グリロ

「イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン参戦決定!!」

f:id:berserkun:20181105213842j:imageニュースを見たときの俺。

まぁ何にかはわからんが、何かに勝った気がした。

軽めに解説しておくと

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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカでは

f:id:berserkun:20181105212831j:image「クロスボーンズ」

超人相手に素手喧嘩を挑む凡人の星。

ガチキル装備に髑髏を見事に落とし込んだファッション。

これでディズニーに乗り込みたいなぁ!!

 

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出世作"10年に一度のアクション映画"と謳われる傑作

f:id:berserkun:20181105212849j:imageザ・レイド

素手格闘の新たな希望を見せた超傑作。

人類史を塗り替えたような動きを魅せた両人。

ちなみに上記画像の状況は訳わからんだろうが

実際観たところで処理できる動きじゃないぞ!

 

この面々が主役を張る。

即ち、それは「宇宙人に素手で挑む」ということ。

そしてイコール「勝つ」ということ。

広い映画界と言えども人類は宇宙人には蹂躙されるもの、と相場が決まっている。

そりゃあ何億光年も離れた場所から訪れるだけの科学力を持つ相手は分が悪いだろう。普通なら。

しかしメンツを見る限りどうやらこの映画に普通のヤツはいない。

どう間違っても狂った名作になりうることはわかっていながらも、なかなか決まらない日本公開日にやきもきしていた。

しかしこの度、無事に全国上映決定! 急に!!

おまけに試写会も当たった!! 3枚も!!

f:id:berserkun:20181102153354j:imageありがたいなぁ!!

もはや行かない理由は見当たらない。

風邪気味の身体を引きずって参戦したのであった。

 

そして上映後。すっかり風邪は治っていた。

それはこの映画に「人間の強さ」を教えてもらったからに他ならなかった。

「この世で一番強いのは人間だな、うん!」

そう痛感させてくれるあらすじ。

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地球は侵略されていた。

空を仰げばド級の宇宙船。

月刊ムーがベストセラーになりそうなくらいにはヤバい事態だった。

そんな中、アメリカ。

マークは出来の悪い息子を警察署へ迎えに行っていた。

f:id:berserkun:20181105211650j:image「マーク」…というかフランク・グリロ

元警官にして、嫁さんは不在。

息子とは折り合いが良くない。

ひとまずアクション映画の教科書通りのキャラを見せつけたところで件の地球侵略。

「青い光を見ると問答無用で連れ去られる」という即死トラップを回避しながらも打開策を図るフランク。

しかし敵は何光年も離れた場所からの来訪者。

テクノロジーは地球の比ではなかった。

しかもその超テクを「宇宙船」「パワードスーツ」に転用されていては米軍すらも敵わない。

ひとまず「ハンドガン」「ガソリン」素手で暴れ回るも相手の数にはキリがなかった。

それは攫った地球人の脳を吸い出し、続々と兵隊を生み出しているからに他ならかった。

善戦も空しく数の利には勝てない。

あえなく船内に拉致られてしまうフランク一同。

しかし希望の灯りはまだ消えてなかった。

f:id:berserkun:20181109124215j:imageそこにはなかなか話のわかるエイリアンがいた。

それもそのはず、彼は前作にて脳をリサイクルされた主人公「ジャロッド」であった。

さらにそこには彼の子供を身篭った彼女「エレイン」もいた。

猫の手も借りたいフランクからしてみれば文字通りの渡りに船。

「お前の彼女と子供は俺が守る」

「だからこの宇宙船を不時着させろ」

割と一方通行気味に人類初となるエイリアンとの友好条約を締結させる

そんな言葉を受けてはジャロッドも迷ってる暇はなかった。

愛する彼女、なによりまだ見ぬ我が子のため。

宇宙船を爆破させることを即決!!

隠密とは掛け離れたミッションをこなすことに決めた二頭のオス。

叡智1、暴力9の作戦の末に宇宙船を堕とすことに成功する。

そして不時着した先はインドネシア

そこでフランクはまたもや神風を味方につけることになる。

f:id:berserkun:20181105211644j:image抵抗軍筆頭「イコ・ウワイス」

f:id:berserkun:20181105211639j:image政府軍筆頭「ヤヤン・ルヒアン」

猫の手どころか虎の手を誇る猛獣がそこにはいた。

各々事情は異なるようだが「殴り合えばダチ」理論で手を組むことをまたもや即決する面々。

なにより敵は全地球人の敵。

アメリカとインドネシアによる漢気交換留学が電撃決定した瞬間でもあった。

f:id:berserkun:20181105211105j:imageもう微塵も負ける気はしなかった。

確かにテクノロジーでは負けているかもしれない。

しかしこちらには宇宙の果てには存在しない物質「漢気」が満ち溢れている。

相手からすればダークマター並みに理解不能だろうが

試しにそのエネルギーを糧にナイフで攻撃してみると

なんと血が出るじゃないの!!

思えば、かの有名な宇宙戦争の第一人者は語っていた。

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かくして血で血を洗う、勝率99.9%第二次宇宙大戦の幕が上がるのであった…

f:id:berserkun:20181105211003j:imageインドネシアの山奥で!!

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殺せ!!!

f:id:berserkun:20181105211013j:image

殺せ!!!!

f:id:berserkun:20181105210948j:image

とにかく殺せ!!!

 

ざっとあらすじを紹介させてもらったが

まぁ見ての通りどうかしてる映画ではある。

先んじて断っておくとハートフルさ、コメディ、恋愛…その他諸々の要素は本作には一切ない。

間違っても気になるあの子と行くような映画ではない。

しかしむしろ本作ではそれらを雑念と言わんばかりの勢いで目標を「vsエイリアン、一本勝負」に絞り込んでいる。

もうそれはまっしぐらに突き進む。

「お前らはこれが観たいんだろ?!」とでも言いたげな監督の言葉が聞こえてくるようだ。

あぁ、大正解だよ!!

その真っ直ぐさは全くブレることがない。

なんと本作ではテクノロジーの類いが出てこない。

登場人物はパソコンどころかスマホすら使わない。

相手の宇宙人すらも超テクを武力に全振りしている有様。

「普通まずは情報収集じゃない?」

「もっといい侵略のやり方あるでしょ」

確かにそういう意見もあるかもしれない。

しかしここであえて問いたい。

「お前は未知の生命体を真っ向から素手で殴り殺せるのか?」と。

よく考えれば、いやよく考えなくても本作のヤバさはオープニングからブッ飛んでいる。

空には巨大な円盤。そこからは多数の宇宙人。

そんな折に都合よくパワードスーツを着た金持ち世界大戦の英雄が現れるわけもない。

そんな絶望としか言えない状況。

人間、追い詰められたときこそ本性が出るもの。

間違ってもソシャゲでログインボーナスを貯めている場合なんかじゃ断じてない。

テクノロジーよりも持つべきものがある。

そう、刃物と銃火器だ!!

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見よ!!この頼れる背中を!!

たまに思い出したようにエイリアン側がパワードスーツを纏ったかと思えば

こちらはこちらで前作主人公「ジャロッド」がドリフトする。

f:id:berserkun:20181105213139j:image

それはもうパシフィック・リムばりにドリフトする。

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「これが地球人の意地だ!!」と言わんばかりに!!

 

結果的には全観客の予想通り全員、殴って切って撃って一等賞なオチなのだが

その景気の良さには徹底された人間讃歌が隠されている気がしてならない。

思えば人類史は「叡智」「暴力」によって積み重ねられた節がある。

並大抵のSF映画なら「叡智」側にハンドルを切りそうなところを本作ではノンブレーキで「暴力」側にハンドルを固定している。

馬鹿か馬鹿じゃないかで推し量れば、まぁ圧倒的に馬鹿かもしれない。

しかし景気の良し悪しで測ればこれほど景気の良いこともない。

本作を一言で表すならば「エイリアンvsプレデターvsシラット」という悪夢のスリーカードの様相を成している。

そのうちの一つ「シラット」がジョーカーカードレベルで強いためにバランスはとれていないが

それでも些細な問題を全てブン投げ、重箱の隅を突かせる暇もなく目的に一直線な様は観ていて非常に清々しい。

エイリアン側からしてみれば

「侵略した先が戦闘民族の巣窟だった」というある種のホラー映画でもあるが

観客は皆、人類側の味方なだけに何も問題はないだろう。

その無理問答のような境地は男同士の友情に収束するのだからこれまたたまらない。

本作を観れば再確認するだろう。

友情というものは国籍、肌の色、年齢はもちろん

ときには「種族」すら軽々と飛び越えるような力を持っていることを。

 

とにかく徹頭徹尾、「宇宙のゴミ」を「人類の掃除屋」がスッキリ大掃除する年末処分大セールのような映画といえる。

100人中98人は眉をひそめる出来かもしれないが

残り2人(俺含む)の心には消えない爪痕を残す大傑作。

必見だ!!観よう!!

地球人ならもちろん宇宙人でも!!

 

ちなみに本作ラスト。

ヤヤン・ルヒアンの四肢がもがれるハプニングがありながらも人類側が圧勝。

エレインが身籠っていた子供がエイリアンと人類のハーフとして救世主になったよ!

これからも戦うよ! 完!!

 

…というジャッキー映画ばりのまくし立てで終わる。

それを示すように本作のエンドロール中にはNGシーンもある。

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微笑ましさ満天のおまけ映像の数々。

こちらには本編とはまた違った宇宙平和がある。

この観客に息をつかせる暇もない終始鉄壁な様。

素晴らしいなぁ!!

 

今回の記事も本作同様、唐突に終わろうと思う。

完!!

 

最後に今現在の俺のスマホの待ち受けを。

 

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厄どころか全てを滅してくれそうなヤヤンさん。

 

人類の底意地を見せつける予告↓

映画『スカイライン-奪還-』予告編 - YouTube

 

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