高速回転する方舟の片隅で。

勢いしかない駄弁り映画ブログ。

全てが、BREAKする。『ワイルド・スピード ICE BREAK』ネタバレ特盛り感想文。

f:id:berserkun:20170506113742j:imageもはやディザスタームービー!!!

なにがなんやら!!

 

注意。

本シリーズには思い入れが多すぎて珍しく褒めちぎり一辺倒じゃない!賛否両方、さらにバレありあり。未見の方、邪推が苦手な方はブラバしよう!!

ただ俺は本作、ひいてはシリーズが大好きだ!!!ということは胸を張って言える!!

まぁ寝そべりながらでも流し読みしてくれれば幸い。それでは。

 

観るもの全ての感情を多面方位に揺さぶり最終的には血も涙も枯れ果てた人間の涙腺すら決壊させたワイルド・スピード SKY MISSIONから早2年。

『ワイルド・スピード SKY MISSION』感想なのか?これは!バレ増し増し。 - 高速回転する方舟の片隅で。

ブライアンの卒業という完璧なる幕引きが功を奏したのかもしくはステイサム効果か!

世界興行収入第6という快挙を成し遂げたのは記憶に新しい。

 

そんな化け物シリーズの最新作!!!

期待するなという方が無理だ!!!

なんと週末興行収入でスターウォーズ7』『ジュラシックワールドを抜き去りシリーズ最高!

さらに総合興行収入ランキングですでに21位!!

頭おかしくなるくらい嬉しい!!

これを我慢する悟りは持ち合わせちゃいない!!!

知らぬ間に当たっていた4DX無料券を握りしめ同じくシリーズファンの友人と劇場へ滑り込んだのであった。

 

2時間後。

劇場から出てきた俺らは喜怒哀楽を通り越した圧倒的【無】に包まれていた。

 

以下、感情が死ぬあらすじ。

 

キューバ

前作にて実は結婚していたことが判明したドムレティf:id:berserkun:20170506043501j:imageネムーンで羽を伸ばしていたが従兄弟のボンクラがやらかした尻拭いをすることになる。

それは車関連のイザコザ。当然ジャンケンで決める世界観ではない!!!

ドムは従兄弟のオンボロ車、相手はボートのエンジンを積んだ怪物車でのストリートレースになる。f:id:berserkun:20170506043438j:imageシリーズ恒例、ストリートレーススタート!!!

まぁ街中の応援もあり全観客の予想通りドムが勝つ!…のだが

ここで久方ぶりのニトロで車を大炎上させながら爆走するドムにはあっぱれ!以外の言葉を見失う!!f:id:berserkun:20170506043552p:image なるほど!いいオープニングだ!!!

 

そんな地獄すら観光名所にしていくスタイルのハネムーの陰に怪しい女が1人。f:id:berserkun:20170506043630p:imageマッドマックス系女子。サイファ

もちろんただのシャーリーズ・セロンではない。

有能さ、冷徹さ、そして可憐さを兼ね備えたスーパーウーマン。

なんと無謀にもドムに接触しファミリーから引き抜こうとする!f:id:berserkun:20170506043734j:image当然突っぱねるドム。

しかしそこでとあるものを見せつけるサイファー。あっさり籠絡されてしまうドムであった。 f:id:berserkun:20170506043836p:image「マジかよ…」なドム。

 

そして場面変わり。

電磁パルス砲という映画御用達の大量破壊兵器を奪還せよ。とのミッションに就くファミリー。f:id:berserkun:20170506044010p:image バイト感覚でなんなく奪取し逃亡する!f:id:berserkun:20170506044114p:image気楽に鉄球攻撃!えぐい!

 

しかし様子がおかしいドム。

なんとホブスを半殺しの目に遭わせ電磁パルス砲を持ち去ってしまうのであった!f:id:berserkun:20170506044217p:image常人なら即死な殺人未遂。

 

全責任はホブスにある当ミッション。

戸惑いもそこそこに収容されてしまう! f:id:berserkun:20170506044519j:image手錠を古くなった輪ゴムのように引きちぎったりするも大人しく独房に入るホブス。 f:id:berserkun:20170506044544p:imageしかし!!!!!f:id:berserkun:20170506044857j:image「おいおいこんなとこでなにしてんだ?」

なんと目の前の独房にステイサムというサプライズが!!!!

 前作ではたった1人で多数の機銃に睨まれたロハスとは程遠い独居房にいたはずだが…

もちろん仲良く挨拶する間柄ではない。

ガラス越しに歪み合う両者。 f:id:berserkun:20170506044652p:image「またブチのめされに来たのか?」f:id:berserkun:20170506044946j:image「俺の地元じゃ喧嘩で爆弾は使わんがな!」f:id:berserkun:20170506045011j:image「俺の地元じゃ女に助けてもらいはしねぇなぁ?」

…などと草食系男子くらいなら殺せそうな暴言の応酬が始まる。

とにかく徹底した口の悪さで漫才を繰り広げる御二方。次から次へと名言が飛び出すバーゲンセールもいいところな掛け合い。正直覚えたくても覚えられないほどマシンガンの如き応酬を見せつける。

2人とも口喧嘩でも強い!!という名シーンだ!!!

 

その後なぜか勝手に空くホブス部屋の扉。当然看守達が飛んでくる。f:id:berserkun:20170506045136p:image「俺じゃない!!!」と吠えながらも身体は正直なのか看守どもを叩き伏せるホブス。f:id:berserkun:20170506045200p:imageさすがは暴力捜査官(元)!

そしてどさくさ紛れにステイサム映画御用達痺れる棒でコントロール装置を部屋の中からショートさせるステイサム!f:id:berserkun:20170506045217p:image万能ビリビリ棒。

これにより全独房がフルオープン!!f:id:berserkun:20170506045302p:image看守と囚人、そしてホブス、ステイサムによる真夜中の大運動会がスタートする!!

脱獄に向けて走って跳びまわるステイサム!f:id:berserkun:20170506045352p:imageやたらとスタイリッシュなSASUKEのよう。f:id:berserkun:20170506045433p:image重力なんてガン無視!!!f:id:berserkun:20170506045449j:image「来いよ?ぁん?」

 

そしてそれを追うホブス!!f:id:berserkun:20170506045509j:imageゴム弾を筋肉で弾くルーク・ケイジさながらな脳筋肉弾戦車の様子。f:id:berserkun:20170506045518p:image「待てぃ!!!」

映画史上類を見ない障害物競走開始だ!!

看守と囚人も相当手強いはずだがこの2人にかかればただの低いハードルに成り下がる!

 

当然のように無傷で脱獄する両者!心置き無く殴り合いか!f:id:berserkun:20170506045927p:image …しかし寸前で邪魔が入る。f:id:berserkun:20170506050001p:imageミスターノーバディ!

相変わらず胡散臭さ満点。

「予想より遅いがまぁ合格だ」(cv.大塚芳忠などとのたうち回る!

おそらくステイサムを移動させたのもこいつだろう。

というかホブスを刑務所入れたり出したり忙しいおっさんだ!!

 

そこで核弾頭すぎる2人組は連行される。そこにはファミリーが!!!

f:id:berserkun:20170506052035p:image もちろん拒否反応を起こす面々だがそんなことはお互い様。

どういうことか説明するノーバディ。

f:id:berserkun:20170506051921p:image

「ドムを見つけるには並大抵のことじゃ無理だ。そこでドムに対する嗅覚が尋常じゃない2人に来てもらった!」

とのこと。

因縁などお構いなしに説明になってるんだかなってないんだかわからん演説をブチかまし強引に協力させる。

 f:id:berserkun:20170506052130j:image嫌々感満載ステイサム。

その後ラムジーが便利すぎる監視システム〈ゴッドアイ〉をアップグレードし、さらにステイサムの協力もありドムの居場所を見つけ出すも

そこは今自分たちがいる秘密基地。

「まさか…」と思うも束の間!!

ワイスピ名物の爆発訪問をかまされる!f:id:berserkun:20170506050621p:image挨拶がわりに爆発。シリーズあるある。

特殊な爆弾のせいで再起不能になるファミリー。あえなく〈ゴッドアイ〉はドムとサイファーに盗み出されてしまうのであった。

 f:id:berserkun:20170506052257p:image強敵すぎるタッグ。

 

何故ドムはファミリーを捨てたのか?

果たしてサイファーの目的とは!?

そしてホブスとステイサムはやられっぱなしで終わるのか!!???

f:id:berserkun:20170506231229j:image終わるわけねぇ!!!

ガッタガタなファミリーが今、シリーズ最悪の危機に立ち向かう!!!

ホブスとステイサムを筆頭に!!! f:id:berserkun:20170506052417p:imageヤルしかねぇ!!!!

…というもの。

 

ブログ頭にて賛否あると唱えたが

アクション描写においては圧倒的に賛!!だ!!!

あらすじにも書いたが

オープニングでは車体と漢気を大炎上させる弾丸ストリートレース。f:id:berserkun:20170506071232j:image普通のアクション映画なら確実にクライマックスなド派手さだがそこはワイスピ!

涼しい顔で済ませたドムからも気迫が感じられる!!f:id:berserkun:20170506071250p:imageラストは炎上バック走!!わけわからん!

 

そして畳み掛けるような刑務所シークエンス。

ロック様とステイサムという現在最も脂の乗ったハゲアクション俳優によるエクスペンダブルズなひと時。f:id:berserkun:20170506071719j:imageもはや現代アートさながら!

正直ここだけで1本つくってほしいくらいな完成度の高さ!!!!

 

もちろんそれだけではない。

ニューヨークにて。

サイファーの狙いはロシア大統領の持つ核の発射コードだった!!

それを奪いに行くドム。

正直今まで手垢がつくほどやりきられた作戦なだけにどうするのか…と一瞬不安になる、が!!!

 

本作のサイファーは世界一なハイテクテロリスト。

f:id:berserkun:20170506071833p:imageリケジョです。こう見えても。

なんと街中の車をハッキングし大統領車を追通称〈ゾンビ作戦〉を決行する!!!!

f:id:berserkun:20170506071938p:image無数の無人車がリムジンを追う!!

作戦名に恥じぬゾンビっぷり!!

しかも路上にいる車だけでなく立体駐車場からも雨のように降り注いでくる徹底さ!!f:id:berserkun:20170506072129p:image思考停止してしまう恐ろしい画面力!!!これぞワイスピだ!!!

このシーンだけで何台潰してるかわからない!!

金はあるところにはあるんだな…という月並みな感想しか出てこない!!!

 

…まぁ正直「そんなことできるなら大統領車ハッキングすれば済むんじゃないか?」と考えずにはいられないが!!

ワイスピ的にはこちらが正解だ!!!

 

その後、13日の金曜日のジェイソンをメガシンカさせたようなスタイルで物理的に発射コードを奪取するドム。 f:id:berserkun:20170506072228p:image主人公です。これ。

もうなにからなにまでサービス精神旺盛だ!

 

思えばカーアクション映画だったのも今は昔。

『MAX』あたりで雲行きが怪しくなり

MEGA MAXからは車を使った大喜利に成り上がった本シリーズ。

回を増すごとに「車使う必要ある?」と無粋な疑問を漢気と景気の良いアクションで吹き飛ばしてきた。

MEGA MAXでは街中を頑強すぎる金庫を振り回しながら暴走

『EURO MISSION』では戦車や飛行機と闘い

『SKY MISSION』ではビル間を跳び回り街を焼け野原にしながらドローンと闘ってきた!

もうやりつくしただろ…と思いきや!!

 

本作のラストではなんと原子力潜水艦を相手どる!!!f:id:berserkun:20170506072549p:imageこのラストバトルはもう筆舌に尽くせない!!

夢か幻か!!な映像体験!!!!
もはや観てもらうしかない!!!

とにかくアクションにおいてはシリーズ最大だ!!!

その点に関しては120点と言えるだろう!!! f:id:berserkun:20170506072638p:imageもはや舞台が雪原になっただけのマッドマックスだ!!!!!

 

さらにワイスピといえばアクションだけではない!

出席率高めの同窓会映画という側面も持ち合わせている!!

本作ではそちらの点でもかなり評価できる!!

 

まず今回の大きな見所として

ドムがファミリーを裏切ってしまった理由なのだが

なんとエレナが囚われていた!!f:id:berserkun:20170507001051j:imageさらに子供もいたという倍プッシュ!!

という開いた口が塞がらない事実!!

 

元ホブスの部下にしてレティが失踪している間ドムの彼女だったわけだが

まさかデキていたとは衝撃だ!!!

冒頭でのレティとのいちゃいちゃが伏線だったとは思いもよらない!!!

 

徹底して“ファミリー”というのが大きな要素だった本シリーズ。 

それがここにきて新たな“家族”が出てくるというサプライズ!!!

しかもそれはドムだけではない!

なんとステイサムもだ!!

 

途中で明らかに只者ではないオーラを醸し出し、ドムに接触してくる美熟女。 f:id:berserkun:20170506104453p:imageヘレン・ミレン。英国の大大大女優。

終盤にて明らかになるが

なんとステイサムの母親だった!!!!

それもまさしく英国の肝っ玉母さんだった!!f:id:berserkun:20170506104556j:image衝撃のシーン!!

「ママ」と呼び、頭が上がらないステイサム!!新鮮だ!!

 

まぁ『RED』での銃火器の女王》っぷりを見ていたら納得の配役だ!!

イギリス人だし!!! f:id:berserkun:20170506233337j:imagef:id:berserkun:20170506233348j:image『RED』シリーズより。

ワイスピ好きなら問答無用でオススメだ!!

 

さらに終盤!

飛行機に囚われているドムの子供。

その元に2人の漢がファルコンさながらな軽装で乗り込んでくる!!!

f:id:berserkun:20170506104935p:imageオーパーツなフライングスーツで!!f:id:berserkun:20170506105117p:imageなんなく機内に乗り込みヘルメットを取る2人。

1人はステイサム。そしてもう1人は…f:id:berserkun:20170506105201j:imageあっ!オーウェン・ショウだ!!

『EURO MISSION』にてファミリーと死闘を演じた仲であり、ステイサムの実弟

まさかの植物人間からの大復活!!!

ここに無敵の兄弟が揃った!!! 

 

厳重警備なサイファーの飛行機に武力潜入するのだが腐ってもラスボスを務めた2人。

赤子の前でまさに赤子の手を捻るように制圧していく!!!f:id:berserkun:20170506105959j:image子供に罪はねぇ!!と言わんばかりに!f:id:berserkun:20170506110058j:imageここに最強ベビーシッターが誕生した!!!

f:id:berserkun:20170506233831j:image子供を笑顔であやし、大人を暴力であやす!!!!

2回目になるがここだけで1本撮ってほしいくらいだ!!!!

 

一応『SKY MISSION』において暗躍していたf:id:berserkun:20170506234505j:imageこいつや

ショウブラザースはサイファーに下に見られていた過去があり

それに対してブチギレているのだが!!

にしてもこの2人が揃う!

さらにドムの子供を助ける為に闘う!

頭の配線が完全にショートする!!

 

さらにラスト付近に!!f:id:berserkun:20170506234758j:imageMEGA MAX以降消息不明だったレオ&サントスまで登場する!! 

 

わざわざこの2人を出してくれるとはもう感謝しかない!!!

 

とにかくワイスピ特有のアクションや出席率においては満点超えだ!!!

これだけでも十二分に観る価値はある!!と断言できる!!!

 

 

ここからは無粋な邪推だ!!!

苦手な方はもうブラウザ閉じよう!!

ファンのわがままなだけだから!!

 

 

しかしそれでも鑑賞後、真っ先に襲われた感情は〈違和感〉であった。その原因を探ってみた結果、どれもひとつに集約される。

『ブライアン・オコナー』の不在だ。 f:id:berserkun:20170507002210p:image演じるポール・ウォーカーが亡くなってしまったためブライアンは前作にて卒業。顔見せすらできない現状。

作中ではどこかで幸せに暮らしているはずなのだが扱いは限りなく死亡扱いに近い。 

話題に出すのはタブー。

ラストでドムは子供に『ブライアン』と名付けるのも感動はしたがどこか空気感がおかしい。

 

もちろんその穴を埋めようとしたのだろう。今までブライアンが行なっていた役回りはそれぞれが担当していたりしたがそのせいでキャラ崩壊が起こってしまっている。

 

例えば。

 

ホブス。f:id:berserkun:20170507001219j:image前作にて娘がいることが判明。

本作の冒頭では娘が所属するサッカーチームのコーチをしている。

あの剣幕で少女チームの鬼教官しているという微笑ましくなる親バカっぷり。素晴らしい掴みでもあるのだが!!

やはりどこか前作のブライアンを彷彿とさせてしまう。

親の面を見せ、子煩悩なパパっぷり。

 

カットインの仕方など完璧に意識されていたため本作のブライアンポジションはホブス、という意思表示でもあるのだろうがそれでも違和感を禁じ得ない。

ラストでは捜査官に戻る…かと思いきや娘のために堂々たる休暇宣言。

そして喜ぶ父娘。

前作にて電撃筋肉引退をし、それを勇気づけていた娘はどこにいったのか。

ドムを逮捕したことを娘に自慢していたホブスはどこにいってしまったのか。

 

ホブスはどこまでいっても結局仕事人間であり娘はそれを寂しく思いながらもそんなパパが大好きじゃなかったのか。

 

もしくはそんな前作までの埋め合わせなのか。

ブライアンが担っていた子供と葛藤というタスクがホブスに移ってしまった弊害だと思う。

 

さらにエレナの扱い。f:id:berserkun:20170507001235j:image前作にてステイサムの襲撃から身を呈して守るほど大切に思っていた部下。

なんと本作では悲劇の死に見舞われてしまうのだが!

それに対して言及がない!

今までのホブスならドムに摑みかかるほど怒るはずであるのに。

どこか日和見してしまっている印象を受ける。

 

 

ステイサム。f:id:berserkun:20170507094702j:image本作において衝撃的なのは

ドムが敵に、ステイサムが味方に、という点であろう。

確かに戦闘力、運転技能を鑑みればドムに対抗できるのは現状、ステイサムを差し置いて他にはいない。

ホブスとのいちゃいちゃ、最強ベビーシッター、そして家族登場、とかなり主人公に近い扱いである。

 

が、しかし。

やはりファミリーの一員であるハンを殺したことからだけは目を背けられない。

前作ではヒリヒリするくらいの恐怖の権化として描かれていただけに

今作での笑顔満載な実は良い人だった描写には違和感しかない。

 

あまりifの話は好きじゃないが

もし前作においてステイサムが弟の復讐として目をつけたのがドム1人だったら。

他のファミリーには目もくれずドムだけに執着し漢として命の奪い合いをしていたなら。

今作でサイファーという強大な敵を目の前にして手を組む、という展開もすんなり入ってきた気がする。

 

しかしそれにしても最後のBBQにまで参加していたのは解せない。

子供を命張って助けたのはわかるがあそこで直接届けるのもらしくない。

 

奇しくも預かっていたあの〈ペンダント〉を子供の首につけて家の玄関前などに置いて立ち去っていたなら。

キャラも崩さずに「らしさ」が表せたと思う。

 

そもそも孤高な一匹狼であった前作とはキャラのアプローチ方が真逆。

唯一テズが「こいつのファミリー入りは認めねえ」と反発していた…が。

ドムが敵に、レティは一時期ステイサム弟の軍団への移籍経験あり、ホブスは刑務所にていちゃつき済み、ノーバディは力を認めている、ラムジーに至っては因縁なし、といった有様。

唯一の救いであったローマンは今作では徹底された無能描写。

残念ながらそんな声が届くわけもない。

 

ここでブライアン不在がさらに浮き彫りになる。f:id:berserkun:20170507002242j:imageおそらくブライアンなら周りの目も気にせずに突っかかっていたはずだ。ブン殴っててもおかしくはない。ハンのこと、ドムのことを熱弁しファミリーの目を覚まさせてくれたはずだ。

 

その後、敵になってしまったドムと車で向かい合うファミリー。f:id:berserkun:20170507000159p:imageかなり熱い場面…なのだが。

あれこそブライアンのために用意されていたシーンであると思う。

 

今までケンカはしつつもいつも横並びで共に走ってきたドムとブライアン。f:id:berserkun:20170507001353j:imageそんな2人が向き合ってハンドルを握らなくてはいけない憤り、そして哀しさ。

ゾッとするほどの名シーンになっていただけに惜しさが一番にきてしまう。

 

その後、唯一ステイサムだけがドムを走って追うのだが。

前作での名セリフ「素手でやると思ったのか?」を今度はドムが発するのはかなりグッときた。

しかし本来あそこで追うべきは確実にブライアンだろう。

ステイサムでも、そして残念ながらレティでもない。

元々敵同士、しかしファミリーになりさらに血縁上も“家族”になった2人。

これ以上ないほど強い繋がりを持つ彼らが新たな「子ども」という“家族”のために袂を分かつ。

せっかくドムを相手どるならいっそのことそのくらいの絶望は見たかったというのはわがままだろうか。

 

ドムが裏切り、ステイサムが味方に。

しかもドムには子どもがいた。

そんな状況で最も哀しみ、最も激昂し、そして最も喜ぶべきブライアンが不在なのはどうしても物足りなさを感じてしまう。

 

そして極め付けは『リトル・ノーバディ』だ。

f:id:berserkun:20170507000304j:image

おそらく今後のブライアン枠なのだろう。半人前だが終盤では成長した姿を見せる。

白人の好青年。

使う車は青のGT-Rっぽいなにか。

服装も同じようなスタイル。

連想するなという方が無理だ。

しかし歴史には敵わない。

結果的に「ブライアンなら今のなんなく避けただろうな…」などど様々な点で無粋な邪推をしてしまう。

 

とにかく所々でブライアンがちらついてしまう。

その穴をなんとかしようとしているために余計に浮き出てきてしまう。

 

繰り返しになるが俺は本作が大好きだ。

しかしできればシリーズではなく全く新しい映画としてつくられていたら…と考えずにはいられない。

特にホブスとステイサムパートはかなり面白い。ここ数年でもズバ抜けているくらいだ。

しかしどちらもシリーズから見ると浮いてしまっている。

面白いのに不要でもある、というジレンマ。

 

結果的に前作よりもブライアンロスに苛まれてしまう。

そもそもそうそう簡単に断ち切れるわけもない。

 

出演陣も、製作者サイドも、そして観客も。

手探りで新たなルートを探す他ない。

 

そのための新三部作なんだろう。

個人的にはドムの裏切りは一作目のラスト付近で判明した方が面白かったかな、と思える。

かなりの強い引き込みだっただけに今作ラストで戻ってきてしまったのは喜びつつも物足りなさを覚える。

正直一家離散してもおかしくないと思っていただけに。

 

しかしまだサイファーも生きている。

ドムには子どもができた。

ステイサムの家族は皆手強い。

 

次作、そして完結篇である次々作が楽しみでもあり不安でもある。

 

しかしきっと大丈夫だろう。

絆と漢気で全てをなんとかするファミリーにこれからも期待せざるを得ない。

f:id:berserkun:20170507000402p:image

 

ちなみに4DXは最高!!!の一言!!

観るならぜひこちらで!!

完全にアトラクションだった!!!

¥3000の価値はある!!お釣りがくるほど!!!

 

本作の予告篇!!!ノリ満点!!!↓

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』予告編 - YouTube 

関係ないが本編にないシーンを予告に入れるのは勘弁だ!!!

f:id:berserkun:20170507003721p:image

全く!!!!f:id:berserkun:20170507004328j:imageやれやれだ。

 

手探り感満載なtwitter

ばーさーくん (@bebebeberserkun) | Twitter