高速回転する方舟の片隅で。

勢いしかない駄弁り映画ブログ。

最強米軍vs最凶幽霊群。『スペクトル』感想。バレあり。

f:id:berserkun:20170622140556j:image通用しない常識なんざ投げ捨てろ!!!

とりあえず弾がブチ込めるなら勝てる!!

ミリタリーとファンタジーが高次元で激突する!!

 

Netflixに登録して早2ヶ月程。

期待以上のラインナップに狂喜乱舞したのも記憶に新しい。

とりあえず目当てだったアメコミドラマをざっと観終えて一息ついていたところ、『劇場公開もソフト販売もなし!!Netflix配信限定!!』という宣伝文句の作品が多々あることに気がついた。

他所様の作品だけでなく独自の展開もするとはさすがアメリカ、金はあるところにはあるな!!と何気ない気持ちでひとまず本作を観賞してみたのだがエラく度肝を抜かれた。

「え、なんでこれ劇場公開されてねぇの?!!」と思ってしまう程に最新映画と比べても遜色ないハイクォリティさ。

いうかレンタルビデオ店の片隅に転がってるC級作品が映画ならこれも完全に映画だ! 

110分間、瞳孔開きっぱなし。

傑作アクション!!

 

ひとまずあらすじ。

アメリカ。

国防高等研究計画局という舌を噛みそうな研究所で働く1人の天才科学者。f:id:berserkun:20170622134952j:imageクライン博士。

若き天才科学者。熱い正義感の持ち主。

とある日、天下のCIAからお呼びがかかる。「東欧のモルドバ不可解な現象が起きている。手を貸してくれ」とのこと。

不可解なものを見たら解明せざるを得ないのが科学者の性。それに特に断る理由もない!!

一も二もなく現地に向かう。

モルドバf:id:berserkun:20170622135029j:imageそこではなにやら市民と反乱軍が大騒ぎな世紀末状態。

そこでいつものように米軍が出張ってきたものの、その「不可解な現象」のせいでなにもできない状況であるという。

さっそくその「現象」が映った映像を見てみるクライン。

それは全世界のyoutuberが涎を垂らしかねない衝撃さだった。f:id:berserkun:20170622135107p:image「不可解な現象」というかもうバッチリ幽霊。

しかも佇んでいるだけではない。

なんと明確な敵意を持っている。

そしてこの物体に接触すると即死とのこと。

「いや…もう悪霊でファイナルアンサーだろ…」と言いたくなるが、舞台はあくまで現代。

そんなオカルティックな話をしている場合ではない。

それでもみんなの意見は割れに割れる。

現場の技師は「カメラの故障」と言い張り、CIAの女は「ステルス装備を纏った反乱軍」と頑なに意見を変えない。市民は「戦争の悪霊」と信じきっている。

そんな中。クラインは至って冷静にf:id:berserkun:20170622142602j:image「どれも偏った意見だ。俺が解決する。」と頼りになる有能さ。

とりあえず現場至上主義なクラインはやたら物分かりのいい兵士達の協力により軍に同行することに。

さっそくその「現象」が現れた地点に赴くもそこは酷い有様。f:id:berserkun:20170622140953j:image「やっぱりヤバくない…?」という予感。

この手の場面からなにも起きずに帰れた例を俺は知らない。

当然無事に帰れるはずもない。

実際ヤバいことになる!!

全員の予感通り次から次へと仲間達がやられていく。f:id:berserkun:20170622142747j:imageそりゃもうバッタバッタと。

まぁ触れたら即死からしゃあないな!

そんな中、すっかり戦場カメラマンと化したクライン。そのやたら高性能なカメラに「現象」が映り込む。f:id:berserkun:20170622135305p:imageもう誰がどう見ても幽霊だ。

ちなみにこの「現象」は現地では幽霊の意味でアラタレ」と呼ばれているらしい。

とにかく「アラタレ」も撮れたし帰ろう!!対処できる強さじゃないし!!!と装甲車に乗り込むもf:id:berserkun:20170622135737p:imageそこは地雷原でした。

装甲車は速攻スクラップに。

もはや走って逃げるしかない一同。f:id:berserkun:20170622153650j:image「ヤバいって!!」

見えない敵に怯えながらも辿り着いた先は要塞のような工場跡。

そして中には2人の子供が。

「なぜ生き残っていられる?」という疑問もそこそこに外を見ているとなにかがおかしい。

とある地点からアラタレの進行が遅れている。

その足元には大量の鉄クズが。

「アラタレの弱点は鉄だ!!」と気がついたこの子らの親が撒いたものらしい。

正体はわからんものの弱点は判明した。

なにより実体があるなら殺せるということだ。

やられっぱなしは米軍にあらず!

と意気込む面々。

とにかく脱出地点まで向かうために工場にある部品でDIYを開始する。

具体的には鉄クズがばら撒かれる弾丸や手榴弾を!!!

もちろんクラインも負けてはいない。

高性能カメラをサーチライトに改造する。f:id:berserkun:20170622143434j:imageこれで照らせばアラタレが映る凄いライト。

なんか方向性が全然違うような改造だが気にしたら負けだ!!!

いざ、脱出地点へ!!!

ラウンド1。開幕。f:id:berserkun:20170622161404j:image先ほどまでとはうって変わって非常にいい勝負を繰り広げる。

「血が出るなら殺せる」とは偉大な先人が放った名言だが、その精神は未だに健在。f:id:berserkun:20170622161455j:imageヤってヤラれての大騒ぎ!!

なんとか脱出地点に辿り着くもお手製の武器は軒並み弾切れ。ライトも故障してしまう。

そしてアラタレの一群が!!f:id:berserkun:20170622135847j:imageなかなかの絶望感。

万事休すか…と思いきや!!f:id:berserkun:20170622135927j:image援軍到着!!

クラインが指示した通りのライトと装備を積んだ戦車やヘリが来てくれた!!

 「勝ったわ!これ!!」と意気揚々に景気良く大砲をブチ込む戦車。

しかし一筋縄ではいかないのがアラタレ。

アラタレ の たいあたり !

戦車はスクラップに!!!f:id:berserkun:20170622143653j:image「おい!!なにしにきた!!」

というかアラタレ強すぎる!!

急いでヘリに乗り込もうとする一同。

しかしここで悲劇が。

なんとアラタレによって無慈悲にも少年が殺されてしまう。

当然その怒りを押し殺せるほどクラインは腑抜けではない。

ヘリの風圧により足止めを食らっているアラタレに向き直る。

そして身につけていた「鉄クズを詰めたガラス瓶」を一斉に叩き割る!!f:id:berserkun:20170622145232j:image演出も相まって震えるカッコよさ!!!

クラインが正真正銘のヒーローになった瞬間だ。

それにより現場のアラタレ群は全滅!!

その場を後にする一同であった。f:id:berserkun:20170622140110p:image向かった先は難民キャンプ地。

残りの米軍も集ってくるも戦況は芳しくない。どうやら各地にアラタレが出没。もう地獄絵図だと。

しかしここでクラインが天才科学者の本領を発揮する。

「わかったぞ…あの正体が」

「あれはボース凝縮によって生み出された兵器だ。個体、気体、液体、どの性質も併せ持つ。陶器や鉄などの自然物質を通り抜けられなかったのはそのためだ。」f:id:berserkun:20170622144637j:image「???」な米軍と観客。

まぁとにかく!!!

理論がわかれば対策も立てられる!!

幸いここには大量の兵器がある!!と本作二度目となる大DIY大会が開催!!f:id:berserkun:20170622140152p:imageたった数時間の試行錯誤にて。f:id:berserkun:20170622140217j:image四足歩行兵器に高性能ライト。f:id:berserkun:20170622140228j:image電磁パルスを発射するSF銃。

難民キャンプ地とは思えない設備で次々に超科学兵器を量産していく!!f:id:berserkun:20170622150024j:imageもはやこの人と同レベルな天才度。

そして正体と共に生産方法も判明。

どうやら近くの大規模な発電所が怪しい!!

こうして世界を救うために名もなき兵士達が立ち上がるのであった。

超科学兵器を片手に!!!f:id:berserkun:20170622140320j:imageファイナルラウンド、開幕。f:id:berserkun:20170622145300j:image全面戦争、勃発だ!!!

…というもの。

あらすじでわかる通り、理論武装された整合性第一の方には向いていないだろう。

しかし「軍隊 vs 幽霊」という夢のマッチングに惹きつけられた中学生魂を持っている人は必ず満足する出来だ。

シリアス一辺倒な作風でありえない夢の対決を描き出す無謀さ。

そしてそのためにジャブジャブCG技術を使いまくる出し惜しみのなさ。f:id:berserkun:20170622150203j:image圧巻。劇場で観たいなぁ!!!

しかもオカルト方面に寄せることなくあくまで科学に徹する剛腕さ。

これを見て思いつくのは以下の作品だろう。f:id:berserkun:20170622150301j:imageバトルシップ

日米連合海軍 vs エイリアン。

最先端だけでなくアナログも駆使してエイリアンと渡り合います。f:id:berserkun:20170622150349j:imageなんとも頼もしい背中。

最近テレビ放映が中止になりtwitter上が阿鼻叫喚騒ぎだったのも記憶に新しいな!!

そして…f:id:berserkun:20170622150318j:imageパシフィック・リム

巨大ロボ vs KAIJU という夢。

怪獣の出現に危機を覚えた人類がどデカイロボットを製作し、真っ向から殴り合いを展開する!!f:id:berserkun:20170622150924j:image全男子の寝る前の妄想を具現化させた快作だ!!!

オタクに金持たせたらどえらいものができる見本市でもある。

 

本作も含め、未知の存在に人間の意地を見せつけるというテーマ。

整合性をノリと勢いで跳び越える大胆さ。

永劫愛されるべき熱いバカ映画だ!!

さらにはそれぞれ大きな共通点がある。

本作にはバトルシップにおける戦艦「ミズーリ」の砲撃、パシフィック・リムにおける「ロケットパンチ」のようなキメ技が存在する。

クライマックスにて。

アラタレが融合し強大な竜巻と化す。

それに対抗すべく米兵がとった策は…f:id:berserkun:20170622151748j:image持ちうる電磁パルス砲を全連結!!

そして一撃にかける!!!というもの!!

発射!!!!f:id:berserkun:20170622152005p:image衝撃で吹き飛ぶのも気にしない漢気。

この向こう見ずな無鉄砲感。

もはや笑うしかない格好良さだ!!!

まぁ逆に言えばこの辺が合わないのならやめておいた方が賢明とも言えるが!!

しかし

「勢いで駆け抜ける映画が好き!」

「ミリタリーものが好き!!!」

「『メタルギア』が好き!!!」

「そろそろ幽霊に負けてばかりの映画界に飽き飽き!!!」

といった方々には問答無用でオススメだ。

このためにNetflixに登録する価値は間違いなくある!!!と断言できる!!

観よう!!!

燃えよう!!!

バトルシップ』ロスを埋めつくせ!!

 

優等生ヅラしてる予告↓

Spectral | Official Trailer [HD] | Netflix - YouTube

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