『エンド・オブ・キングダム』感想。バレあり!
最強の漢。
しばしば話題に挙がるテーマだが
飲み会で出ようものなら朝までコース必至の終わらない口論の火種でもある。
格闘技の世界チャンピオンなのか
軍人なのかはたまたアメリカ大統領なのか。
様々な視点や意見はあるだろう。
そしてその討論は《映画界》にも当然波及される。
それはやがて1人の漢に集約される。
そう、セガールである。
《スティーブン・セガール》
50本以上映画の主演を務めるがどれもが
〈過去になにか秘密を抱えた屈強な男〉という役柄。
街のチンピラだろうがラスボスだろうがノーダメでボコボコにする鬼神。
もはや水戸黄門のような安定感で一部の午後ローファンのハートをカツアゲした。
しかし2008年。
とんでもない漢がアクション映画に参戦した。
『96時間』シリーズを筆頭に容赦のない暴れっぷりをスクリーンに叩きつけた!!
アカデミー俳優なだけあり演技力を上乗せしたセガールともいうべき御大。
さらには…
《デンゼル・ワシントン》もジャンル映画に殴り込み!!!
お喋り、という黒人のイメージから切り離された圧倒的な演技力。
そしておなじくほぼ無傷のままエンディングを迎える最強主人公ものに続々と出演。
セガールに飽き飽きしていた観客はこの2人に釘付けになった!!!!
今や技術の進歩によってどのような俳優も気軽に参入できるようになったジャンル、それがアクション映画だ。
前置きが長くなってしまったが!
2013年。
前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』(以下EoW)でまさかの3人目の〈演技力持ちのセガール〉が現れた!!
さてようやく今作のあらすじ。
前作でホワイトハウスを襲撃されるという世紀末な週末を乗り切ったアメリカ合衆国大統領&最強SPのふたり。
今朝も今朝とて共にジョキングするマブダチになっていた。
左。大統領。《ベンジャミン・アッシャー》
勇猛果敢で国民を第一に考えるナイスガイ。
まさに全世界の理想だ!!
右。最強SP。《マイク・バニング》
前作でホワイトハウスを占拠したテロリスト共を単騎で殲滅したSPの枠を飛び越えた漢。
しかし前作でいろいろあり、そろそろ辞めようかなぁとか考えるマイク。
しかし世界的な会議がロンドンにて開催されるのでついてきてほしい、と懇願される。
ここで断るのは漢じゃない!!!
なにより話が始まらん!!とばかりに同行を決意する!!
と意気込むバニング。
しかしこの手の予感はほぼ100%当たるぞ!
そしてロンドン。
各国首相が続々と集結する!!
あっさりとテロリストに開幕の花火を打ち上げられ英国が戦場と化す!!!!
さらには各国首相も死屍累々の山と化す!
死体蹴りのような攻撃!!!
イギリス、やばいぞ!!
まぁこれは致し方なし。
あまりにエグすぎる銃撃戦を潜り抜けながら脱出を企てる。
そしてなんとかヘリでおうちに帰ろうとする大統領とバニング。
しかしロケランで盛大に撃ち落とされてしまう!!!
どうしろと!!!
まぁ死にはしないが!!!
ここから生き残った2人による地獄のサービス残業が始まる!!!
モタモタしてられない!!
生きねば!!!
…というもの。
まぁ結局テロリスト共は皆殺しの目に遭い2人は無事に帰路に着くのだが!!
そんなことはこの手の映画では基礎中の基礎!
問題ない!!!
本ブログで特筆したい見所としてはバニングの情け容赦のなさ!!
《バニング》の名前通り灼熱にバーニング!!
まさに地獄の業火だ!!!
目が合おうが合うまいが射殺!!というフットワークの軽さ!!
徹底した〈悪・即・斬〉!!!
全くもって正しい姿勢!!
くよくよするな!!という漢気!!
極悪テロリストに人権など存在しない!!
さらにはそのテロリストを捕獲し『ホステル』も真っ青な拷問を繰り出す!!!
完全に楽しんでるなぁ!!!
そしてこの一言。
アクション特盛りな本作だがバニングがほぼ一手に引き受けている、と言えばどれだけの暴れっぷりか伝わるだろうか!!
しかし大統領も漢気では負けていない!
さらに万が一のときには俺を殺せ!!お前が!!!と覚悟もキメてる素晴らしさ!
これこそアメリカ合衆国大統領だ!!!
ちなみに前作から引き続き《モーガン・フリーマン》も出演!!
前作同様緊迫感を煽るだけでなにもしないが!!!
この仕事してる感は見習いたい!!!
とにかくややこしさは一切なし!!!
悪いやつらを強いSPが殲滅するだけ!というあっけらかんさ!!
ストレス解消に土曜の午後にでも見てほしい傑作!!!
問答無用でおすすめだ!!!
ちなみに設定はくっそガバガバなので脚本重視の映画好きには絶対に合わないぞ!!!
逆に午後ロー好きは死んでも見よう!!
お行儀が良い予告 ↓
わかりやすい予告 ↓
わかりやすい予告 ↓
良き午後ロー風味だ!!!
最強とは逆ベクトルのtwitter ↓