高速回転する方舟の片隅で。

勢いしかない駄弁り映画ブログ。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』バレあり。もはや関係ないが!

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部屋の壁紙にしたいポスター!!
もはや現代アートだ!!


〈マッドマックス〉
直訳すると最大級の狂気!

凄い勢いだ!!



本作は約30年ぶりのシリーズ続編。
御歳70を超える鬼才《ジョージ・ミラー再びメガホンをとった超傑作!!


主演俳優が降板してしまったり
撮影地の砂漠が緑化してしまったり
結局シリーズとの繋がりは薄くなってしまったり
様々な経緯を持つ問題作ではある。


しかし蓋を開けてみればそんな細かいことは彼方に吹っ飛んでしまう映画ではない“なにか”であった!!


とにかく熱量が凄い!!
「行って、帰ってくる」に集約されてしまうストーリーながらとにかく終始退屈ゼロの観る麻薬だ!!


単調にも思えるストーリーだが数々の批評サイトなどでは神話をなぞっている、だの出産のメタファー、だの様々な考察が交わされている。
あれだな、2001年宇宙の旅みたいなものだ!!


しかしあいにく俺はそこまで深く考えられる素晴らしい頭脳を持ち合わせてはいない!!


映画観賞後に思ったのは

なんか良いなぁ!!
元気が出る!!

だけだった!!





あらすじ。


舞台は世紀末。

なにやら過去に業を背負っている漢《マックス》
カッコいいポエムを呟きながら黄昏ている。
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世紀末ではトカゲを生で喰らう!
爬虫類好きが見たら憤死するな!!


しかしそこに迫ってくる暴走集団。
奇怪な叫び声デカイアクセル音響かせながら意気揚々とマックスを拉致する。
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とても楽しそうなドライブの図。
どれだけ酔っても真似は出来ないが!!

この奇怪な集団
通称《ウォーボーイズ》。

“世紀末の覇者“《イモータン・ジョー熱狂的信者であり手駒なのであった。
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この終わっている世界に君臨する王!!
《イモータン・ジョー》!!
率先して現場にも出る理想の上司だ!!


捉えられたマックスは頭を丸坊主にされた挙句、刺青を入れられ“輸血袋“として生かされることになる。
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未知の恐怖に震える!!



所変わって。

イモータンの右腕にしてマジに右腕がない部下 兼 反逆者《フュリオサ》がとある計画を立てていた。
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何度反逆しても有能すぎて許される部下。
困ったもんだ!!

なんとイモータンの《6人の花嫁》たちを自らの故郷【緑の地】へ逃亡させようというのだ!
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個性的な花嫁たち。
OL以上に日常に嫌気満々!!


さっそく花嫁たちをデコトラをさらに魔改造したようなトラック《ウォータンク》に乗せ、荒野を爆走する。
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良いデザインだなぁ!!!
純粋に欲しい!!!


そしてそれを見つけ追いかけるイモータン集団!!!
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さぁ!!!追いかけっこスタートだ!!

さらにその中のひとつ、ウォーボーイズの車に“輸血袋“として括りつけられるマックス。
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主人公だぞ!!俺は!!!


途中で野党に襲われる、砂嵐に突撃するなどのハプニングもありながらもなんだかんだ急接近するフュリオサマックス!!


しかしここは世紀末!!

月9のように恋に落ちるわけがない!!!
目が合うなり1mm間違えれば命が消え去るような命の取り合いをするのであった!
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ここは月9じゃない!!世紀末だ!!!
性別も消え去る喧嘩スタート!!


しかしここであることに気がつく。
別に目的違うわけでもない!
なによりチンタラしてたらイモータンがくる!!!

殴り合ったら即、マブダチ!精神で急遽タッグを組む2人!!
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潔い世界観だ!!!
回りくどいことはいらん!!!


かくして手を組んだマックスとフュリオサ。

途中イザコザもありながら【緑の地】を目指すがどうやら大気汚染によって変わり果ててしまったようだ。
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『武器人間』のようなものが闊歩する元【緑の地】。
故郷がこんな様変わりしてたら泣く!!俺なら!!


当然絶望するフュリオサ。
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このシーンは《シャーリーズ・セロン》の演技力も相まってかなりくるものがある。


それでもくよくよはしていられない!
一晩星を眺めながら考えた結果、
この先に広がる【塩の湖】に逃げよう!
なにかあるかもしれないし!

となるのだが、ここでマックスが口を開く。
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『このまま行っても塩があるだけだ。
しかし来た道を戻ればイモータンの城がある。水があり植物がある。』
 
まさかの出戻り宣言!!!!

いやでもイモータン追ってきてるし鉢合わせるんじゃ?という当然の疑問にも

『途中で谷を爆破して道を塞ぐ。』

『闘うべきだ』

断固たる決意と共にとんでもないプレゼンを仕掛けてくる。

もうフュリオサも頷く他ない。


結局出戻ることになり
イモータン軍団に時速200kmの最終決戦を仕掛けるのであった…
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景気良し!!


この通り複雑なストーリーはない。
しかし見ればわかる!!この厚み!!


見所が大群のように列挙し興奮しかない2時間!!!

いちいち挙げていくとマジでキリがないのでここでは一部に留める。

もう観よう!!!
その方が早い!!!

全編クライマックスだから!!!!


気を取り直してひとまずはこちら。
本作に登場する魔改造の一部。
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世紀末に車検など存在しない!!!
自由にも程がある改造っぷり!!

まったくどんなセンスしてればこんなの具現化できるのか!!!!
素晴らしすぎるなぁ!!!!

この頭の悪い車が列挙する贅沢!!

さらに一際異彩を放つこの車。
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一見普通に見えてくるのが怖い!!

こちらはとある専用車なのだ!!
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まさにこの世の軍楽隊!!!
火を噴くギターをかき鳴らす世紀末さ!
好きだ!!!


そして本作は誰も彼もが狂っている!!
文明は滅んでいるのだから当然だが!
とにかく命が軽い!!!
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車が壊れれば人も吹っ飛ぶ!!
何気に斬新だぞ!!これ!!!
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本当におかしい一枚。
棒高跳びをカーアクションに組み込む狂気!!



とにかく終始クライマックス!
としか言えない!!!

俺の少なすぎる語録では言い表せない狂気の連続!!!!

何度も元気がないときに見返しては勇気をもらった本作。

本当にぜひ観ていただきたい!!
大画面大音響で!!!!

大丈夫だ!!
絶対に損はしない!!


老若男女問わない“狂気”と“アクション”と“漢気”のオールナイト宴会状態の本作!!


百聞は一見にしか、とはこのこと!
いいから観よう!!

書きたいことがありすぎてもうめんどくさくなったのもあるが!!!



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全てを終え、人混みに消えるマックス。
漢気大爆発なんてもんじゃない!!!



ちなみに《ブラック&クロームver.》という全編白黒で再編集されたバージョンもあるのだが
とにかく“神話”の一言!!
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こちらも百見の価値ありだ!!!


さらに4DX版は相性が良すぎた!!
とにかく常時なにかしらのアクションが作動する豪華さ!!!!

完全にアトラクション状態だった!!


リバイバルなどで機会があれば是非!!



とにかく人生で一度は観て欲しい映画史に刻まれた超傑作!!!


観よう!!
狂おう!!


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狂いも狂った予告編!! ↓






狂いきれてないtwitter